ありがとうの日が続きますように～

　私は、ゴキブリとカマドウマのように、動きが早く、
　向かって来る虫が、夢でうなされるくらい大の苦手です～。

　でも、少し似ていても、コオロギは別です。

　今日、この秋３匹目のコオロギの保護に成功しましたっ

　なあ～んて、大した事では無いのですが・・・。

　スーパーで買い物をしていたら、冷蔵庫の近くの床の上に、
　黒い虫を見つけましたっ！

　「ゴ、ゴキブリ～ッ？」

　怖いもの見たさで近づいて確認したら、カマドウマのように、ピョンと跳ねましたっ

　コオロギでしたっ

　（ど、どうしよう？）
　　（家の中なら、ビニール袋を手袋のように手にかぶせて、捕まえられるのにっ！）
　（スーパーの駐車場には、草むらは無いようだし・・・？）
　（仕方ない、可哀相だけれど、見なかった事に・・・。）

　ところが、寒くて動きが鈍いのか、気付かない買い物客が通ると、
　ヨタヨタと逃げるのがやっとの様子で・・・。

　（あ、危ないっ！コオロギなのに、何でもっと素早く逃げないのっ？）

　そこへ、又、買い物客がっ！

　（すみません、床にコオロギがいるので、踏まないで下さいね。）

　喉元まで言葉が出そうになって、とても、見ないふりが出来なくなりました～。

　小さい頃、父がゴキブリと間違えて、コオロギを踏み殺して、
　コンクリートの上にそのままにしていたのを見て、可哀相でたまらなかった事を
　思いだしました。

　その記憶が強いのか、玄関や室内に入って来たコオロギやバッタを見つけると、
　追いかけっこをして、庭の草むらに放すのが、秋の恒例行事の一つとなりました。

　スーパーのカートを邪魔にならないように端に寄せて、
　目指すは、清算済みの品を袋詰めする台の上の、無料で利用できるビニール袋！

　１枚取って手にはめて、自宅で２匹捕まえた実戦経験を生かして、
　コオロギの頭の方に先回りして、２度失敗したけれど、
　ピョンと飛び跳ねる瞬間を袋の中におさめました～。

　潰れないように少し空気を入れて、ビニール袋の口を結びました。

　（家に帰ったら庭の草むらに放そう、でも、帰宅するまで弱ってしまうかも～？）

　レジに並んで清算する時、品物と間違われて疑われるのも嫌なので、
　見えるように手に持って、レジの女性に説明しようと考えました。

　でも、レジは混んでいて、私の後ろにも並んだ人がいました。

　（どうしよう～？聞いてくれたら、説明するけれど・・・。）
　（混んでいる時、余計な話をするのも並んでいる人には迷惑だし、
　レジ係の人は女性なので、ゴキブリと間違えて驚かせるのも悪いし・・・。）

　結局、レジ係の女性は、ビニール袋にチラッと目をやって、何も言いませんでした。
　私も、レジに並んでいる人を見て、自分から説明できませんでした～。

　清算を済ませて、車に乗ったら車内は物凄く暑くて、
　袋の中のコオロギが活発にピョンピョンと飛び跳ねましたっ！

　（エアコンと冷蔵庫の近くの寒さであんなに鈍かったの）

　駐車場を見渡したら、端っこに、草むらがありましたっ！
　もしかして、ここで生まれ育ったのかもしれない、と考えて、
　車で移動して、草むらにコオロギを放しました。

　もしかして、私を見ていた人は「変人」と見えたかもしれないけれど、
　コオロギの鳴き声を思い出すと、助けられて良かった、と思ってしまいます。

　それにしても、カマドウマと動きが似ているのに、コオロギだと思うと、
　助けたい一心で気味が悪いなんて思わないから、不思議です
　コオロギの美声は、身を助けているのですね～。

　午前中は母と一緒に歯医者、
　午後は、スーパーでコオロギと追いかけっこで、
　昨日の晴天の布団干しで疲れた体には、キツイものがあって、
　今日は、早めに寝ようと思います～。