しろうと自然科学者の自然観察日記

2013/08/29(木)05:44

ツルボの花は、毎年9月初めから咲き始めますが、今年は8月に満開の時期を過ぎてしまいました。新たな植物分類体系で、分類が変わってきています。

山野草(1865)

☆ウォーキングコースでは、毎年9月初めからツルボが咲き始めますが、今年は花が早いようです。ツルボは、北海道西南部以南の日本全土に分布するユリ科(APG植物分類体系ではヒヤシンス科、第3版では更に変更)ツルボ属の多年草です。 ☆花は満開の時期を過ぎており、花穂の下の方は花が終わっています。ツルボの名は、球根の外皮をとると、つるりとした坊主頭に似ているので、「ツルボウズ」からツルボになった説など、さまざまな説があるようです。 ☆1本の花茎にたくさんの花が咲くという花の付き方は、APG植物分類体系でヒヤシンス科に分類されているというのも理解できます。 ☆ツルボの花のつくりは、ユリ科の花と同じように、花被片6枚、雄しべ6本、雌しべ1本です。 ☆なお、APG植物分類体系第3版(2009年)では、ヤブラン・ヒヤシンスなどとともにクサスギカズラ(Asparagaceae)科に分類されているそうです。ヤブランとの共通性は理解できますが、分類についてはさらに勉強していきたいと思います。

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