カテゴリ:西岸良平の「鎌倉ものがたり」
鎌倉駅西口の改札口を出て左が、ぼんぼり祭りで紹介した「御成通り」 「御成通り」を歩くと突き当たる大通りが「由比ヶ浜大通り」です。 角の八百屋さんを右に曲がり歩いていくと、五差路の交差点にこの「六地蔵」は佇んでいます。 このお地蔵様達は*「六道輪廻」から由来するものなので、六人で1チームとなります。 女将の店がある長谷の近く、紫陽花で賑わった「成就院」の前にも「六地蔵」はいます。 さて、季節は少し早いのですが、*西岸良平の「鎌倉物語」 第2巻 第20話「鎌倉のサンタクロース」に、この「六地蔵」は登場します。 クリスマスの夜この6人は付け髭を付けて「サンタクロース」に変身します。 「もともと赤いよだれかけに頭巾をかぶっていますからね 変装も簡単ですよ。」と・・・ 民話の中では冬至(12月22日頃)の夜に、地蔵様が里の家々を回り子供達にぼた餅を配っていたそな。 それを「鎌倉地蔵組合」で、サンタクロースに変装してプレゼントを配る方が 子供達に喜ばれるからと、大昔から続いた伝統を変えてしまったそうです。 これが「鎌倉のサンタクロース」のお話。 六道輪廻・・・全ての生物がたどる、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の輪廻転生。六地蔵はその六道の世界でその苦しみを救ってくれると信じられています。 鎌倉物語・・・主人公は鎌倉の長谷に住む、若きミステリー作家一色正和とその幼妻亜紀子の、ミステリーとロマンたっぷりの「鎌倉日記」とでもいいましょうか。 10月2日(日)は、この「六地蔵」あたりから「由比ヶ浜フェスタ」の会場となります。 きっと今年も大勢の人で賑わう事でしょう。 第2回由比ヶ浜フェスタのご案内はまた後日に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年09月26日 21時24分49秒
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