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テーマ:★☆沖縄☆★(2877)
カテゴリ:少年と海
海、それはとーちゃんにとって自分の庭のような
遊び場であった。その海は実にさまざまな事を教えてくれた。 楽しいこと、大切なこと、時には危険なこと、 今のとーちゃんもこの海なしには 存在しなかったかもしれない。 ちょっとおおげさ! 以前にも話したとおり海は村人たちのゴミ捨て場だった。 そこらじゅうに生ゴミや空き缶、ビンなどが散在して かなりきたなかった。しかしそれが さんごや魚に影響を与えることは なかった。むしろ生ゴミは魚のえさになり、空き缶やびんは魚の住家に ちょうど良かった。 潮溜まりに落ちてる缶を拾ってみるとハゼや小さなエビなどが 入っていた。 あれはたしか小学校一年生の時だった。 いつもの潮溜まりに大きな一斗缶があった。中を覗いてみると なんと大きなカニがいるではないか。「ホーイ ホーイ」(やった やったー) あの感動は今でも忘れない。 夜、海岸を歩いていると大きなイカが魚に足を食いちぎられ波打ちぎわを 漂っていることもあった。( クブシミという大きなイカだったが標準語では何と言う かよくわからない。) こうして島の少年は思わぬ自然からの恵みに感謝するのであった。 つづく あなたの一票をお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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