思わず産んでみたくなる「お産のハナシ」 その2
整体を通してたくさんの女性たちを見てきて感じるのは産んだら楽しめる人が産んでないで産んでも楽しめないような人が産んでること。そりゃあ子育てはタイヘン。みんな同じ。楽しいことばっかりじゃないさ。でも、「何だ、こんな面白いモンなら、もっと早く産んどきゃよかった」っていう人たちと産後赤ちゃんに振り回されて、育児ノイローゼになってる人たちがいる。出産や育児はホントーに自分磨きが好きな人にはサイコーに楽しい。クリエイティブなことが好きな人、創造することの面白さとタイヘンさを知ってる人は楽しい。でもそーゆー人に限って結婚しててもお産は体験してなかったりする。お産とクリエイティビティがかけ離れたところにあるような、自分磨きの対極にあるように思われてる。出産を通して、面白さに気づくと、みんなが憧れるような会社で面白い仕事任されて、収入も目玉が飛び出るくらいもらってた人が出産してみたら、育児のクリエイティブさのほうがすごいじゃん!だし、種族がらみの将来性だよ!って、ぽん!って会社辞めちゃったりね。でも、結婚や家庭に逃げ込むような気持ちの人には楽しくない。年齢や条件で結婚したり出産したりしてる人には楽しくない。「もう30歳だから産まなきゃ」「ひとりっ子はよくないからもう一人産まなきゃ」ひとりの子どもにさえ気持ちを向けるのが苦痛なのにそう言って二人目の妊娠を希望してやってくるママがきらくかんにいっぱいいる。そして現実には後者の、楽しくない方の情報しか世間には流れない。「こどもなんか作らないでもっと自分のためにお金をかけて」っていうワルイヒトタチの煽りに乗せられちゃってる。私も思いっきり乗っかっちゃってるクチだったから整体的な生き方を学ぶ前だったら、楽しめなかったかも知れない。2つのグループの情報が平等に流れたらもっと「産む人生」っていう選択肢が魅力的に感じるんじゃないかな。お産を通したオンナの体の変化を知ってたら産む選択より産まない選択のほうが勇気がいることだって気づくはず。2つのグループには決定的に大きな違いがある。子育ての知識なんかじゃない。カラダが違う。「オンナヂカラ」を使ってるか使ってないか。腰椎4番の働きや、骨盤の弾力。「ホントかよ~?」って思うかもしれないけどたぶん本当。でも腰椎4番がよけりゃあいい、って言ってんじゃないよ。カラダは今までのココロとカラダの使い方の物質的な結果。どういう生き方をしてきたかを物質的に観ることができる。そしてカラダ的に観ると、結果的に4番の働きや骨盤の弾力が良くなるような「生き方」や「育ち方」をしてる人は、出産や子育てが楽しくキモチイイ、って感じてるらしいと確認できる。逆にそうでないヒトは産む前から、どういう子育てになるかハッキリ分かる。育児ノイローゼ路線を行くヒトは産む前から分かる。でも、変えられる。整体始めてもう11年になるけど,これだけ長くやってると、クライアントの人生が見える。独身時代からカラダを観はじめて、結婚して、子どもを産んで、その子どものカラダも観ることができる。そういう縦の体の歴史を観られる仕事なんだ。私たちの整体って。そしてその都度、ココロもカラダも深く観て、そして触って確認できる。その結果として感じてることなんだよ。だから一人目は育児ノイローゼになっちゃってても次の時はダイジョーブ!子どもが好きじゃない人でもダイジョーブ!ぜったい楽しい妊娠・出産・子育てができるよ。って言い切れる。どうしたら楽しめるカラダになるかが分かってるから。自分の中のオンナヂカラに気づかせて使えるアドバイスをしてあげられる。モチロンそれは体操みたいな単純なものじゃない。オンナとしての生き方そのもの。ココロとカラダの使い方。そして教えるんじゃなくて気づいてもらう。だってみんな持ってるんだもの。オンナに生まれたならオンナヂカラをホントは使いたくってウズウズしてるんだもの。