2007/04/21(土)20:28
【燃えよドラゴン(ENTER THE DRAGON)】 1973年 香港・アメリカ映画
香港沖に浮かぶ要塞島、ここではもと少林寺のハン(シー・キエン)が主催する武術大会が開催されていた。少林寺のリー(ブルース)は麻薬密造の証拠を得るべくCIAの密命を受け、大会に潜入するのだが・・・。
最近、無性に観たかったブルース・リー。
以前3本立て続けに観て圧倒されて以来、久しぶりの再見です。
改めて見ると、荒さを感じるところも多々ありましたが、何といってもブルースの人間離れした業の数々を前にしては、口をつぐんでしまいますね。
本当にすごい!
技を決めた後見せる、悟ったような憂いだあの表情は、一度観たら病みつきになってしまいます。
いつもは‘未だ観ぬ映画’に心と時間を使っていますが、いいものはやっぱり回数を重ねて観たくなるものです。
少林寺の掟を破り、孤島で独裁者のように暮らしているハンを倒すため、師匠から少林寺の名を秘密裏に背負って島に乗り込まれたリー。
彼の使命と、武術大会に挑んだ荒くれ者の面々が繰り広げる死闘を描きます。
ローパー(ジョン・サクソン)やウィリアムス(ジム・ケリー)といった、個性ある脇役の活躍もこの作品を際立たせています。
敵であるハンとその部下たちに対峙していく展開も見もの。
それぞれに見事なアクションを披露して、さらにその上を行くリーが最高すごい。
ハンの秘密部屋はやはりいいですね~
拷問道具が並び、その奥の隠し扉からはラストを飾る鏡張りの部屋へ。
「敵に実体はない。考えるな、感じろ」
その教えを実践する様を、じーっくりと堪能できるラストはやはり秀逸です。
彼の雄叫びを聞くと無条件で嬉しくなってしまうのは、私だけではないはず。
ブルース・リーが好きな人なら誰でもそう、カンフー映画は数あれどこんな感覚になれるのは、やっぱり彼の作品以外にないとも言えるのではないかと思っています。
そんなエラソなことを書きつつも、「最後のブルース・リー/ドラゴンへの道」と間違えてレンタルしてきたこちらです・・・
「ドラゴンへの道」の後半部分がとても好き。
混同していた自分が情けないです。わたしの記憶は当てにならない
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監督 ロバート・クローズ
製作 フレッド・ワイントローブ 、ポール・ヘラー
レイモンド・チョウ 、ブルース・リー
脚本 マイケル・オーリン
音楽 ラロ・シフリン
出演 ブルース・リー 、ジョン・サクソン 、ジム・ケリー
アーナ・カプリ 、アンジェラ・マオイン 、シー・キエン
(カラー/100分)