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カテゴリ:磯子区
横浜市磯子区の市営バス滝頭車庫の隣に横浜市電保存館がある。 入場口の脇に「残された横浜市電最後のポール」とその説明板が建っている。 残された横浜市電最後のポール このポールは、1928(昭和3)年の横浜市電生麦線開業時に建てられた架線用のポールです。 かつては、市電沿線に列をなして建てられました。 横浜の市電は、1904(明治37)年に横浜電気鉄道?によって発足しましたが、1921(大正10)年に横浜市が買収して市電となりました。 横浜の市電の最盛期は昭和30年代で、路線長は50キロを超えていました。 しかし、自動車交通の波にのまれ、1972(昭和47)年3月31日限りで横浜からその姿を消してしまいました。 その後市電の線路は道路となり、架線用ポールも道路整備や腐食のために撤去されていきました。 このポールは、神奈川新町の国道15号線の歩道上に奇跡的に残った最後のポールです。 このたび道路整備のため撤去されることになったので、記念に保存するため横浜市電保存館に移設しました。 なお、撤去されたのは2007(平成19)年6月3日で、高さは地上から7.3mあります。 先端のねぎぼうずみたいなポールトップは鉄製の飾りもので、いくつかの型があります。 市電保存館の館内に展示されています。 社営時代から取り付けられていました。 このポールの下の部分に穴があいていますが、戦時下の1945(昭和20)年5月29日の横浜大空襲で受けた被弾の跡といわれています。 2007(平成19)年7月 横浜市電保存館 こういう物を、残して頂けるのは、横浜市民として感謝であります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.12.08 06:10:01
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