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カテゴリ:Daily Life
最近はいろいろお仕事をいただいて、 マックスに近い忙しさ。 今月いっぱいはヒーコラヒーコラバヒンバヒンだ。 ふんばらなきゃ。 さて、今日、 映像の撮影&画廊巡りがてらで銀座を歩いてて、 歩行者用の信号がある横断歩道にさしかかったときだった。 後ろから中年のおばさま集団がきて、 そのうちのひとりが「青よ!」と叫んだ。 「もう~何よ、走れってこと?もういやよ」 ってな感じでもうひとりの人が答えていた。 無論、この「青よ!」は、 青という名前の馬に向かっての「青よ」という 呼びかけではなく、 「青だよ」の意の女性言葉である。 そのとき僕は、 感慨にふけってしまったとです。 若い女性はもはや女言葉を使わないよね。 「~だわ」とか「~のよ」とか、ぜんぜん聞かない。 僕の母はまだそういう言葉を使ってると思うけど、 若い世代ではもはや死語と化してる。 男と同じように、「~だよ」とか「~してさあ」 とか使う(とりあえず東京では)。 そうなった背景には男女間の問題の いろんな変遷があるだろうし、 社会の成熟度(?)のようなものもあるだろうけど、 まあそこれらへんは置いといて。 そのとき僕が思ったのは、 女言葉は、「女」というキャラクターを カリカュアライズするような場面でしか、 もう今後は使われていかないんだな、 ということで。 つまり、 いま女言葉を使っている世代の女性が お亡くなりになったなら、 そのとき女言葉を話すのは、 オカマ(ほかに適切な表現をみつけられず)と 外国の女性(の吹き替え/字幕/翻訳)しか いなくなくなるだろう。 オリジナルは死滅してるのに、 それへの憧憬やそれの模造という場面でのみ 存続する、女性であるという記号。 たとえばロッキンオンやらのロック雑誌で、 アメリカやイギリスのバンドのメンバーが 「チクワーズは最高だぜ。おれはあいつらに 脳天うちぬかれてギターをはじめたのさ。」 とかってそんな口調日本人ならありえねーよ、 ってな口調になってるのと同じで。 (こないだ見た映画"Live Forever"での リアム・ギャラガーは、たしかに「~だぜ」って 空気を醸し出しまくってはいたけれど)。 だからこそ、たとえば演技してる日本人の役者に 外国映画の吹き替え口調で吹き替えを施すと、 とてつもない違和感が生成されて笑っちゃう、と。 はっ、 泉太郎吹き替え作品の話にまたまたいっちゃいそうだ、 いかんいかん。閑話休題(←用法正しい?)。 ふと思ったけど、いま、 「あなた」「君」とかって呼び合ってる 若い世代(20代とか30代とか)の夫婦っているのかな? そして、女性言葉については、 たしかに女性の多くが使っていた時代があったのだと 思えるけれど、 老人(男)の多くが「わし」と呼称していた時代は 本当にあったんだろうか?? 広島とかでは誰でもわしと言うだろうけど、 そういうことではなくて。 さらにさらに、「~アルよ」というちゅうご...(以下略) ※たぶん調べれば、それぞれに由来があるのでしょう。 いまはその気力なし。 ※突然だけど、BookmarkにDesigndope.net加えました。 僕が英訳してる記事がとりあえずひとつ載ってます。 どれかは秘密。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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