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Okum

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Jun 28, 2006
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カテゴリ:Theory of Everything
だいぶ遅れたけれども、
先週水曜日のロケーション・ワン
でのスクリーニングの報告。
なんで書くのに一週間も必要だったか
っていうと、あまり書きたくなかった
のだ。またまた最終的には凹んだから。

※こちらに来て以降、ある種の「イベント」
を企画して実行するたびに凹んでる僕。
以前の凹みはこちらをどうぞ。

さて、それはさておき。
僕のこちらでの友人や知り合いはもちろん、
誰だかわからない方々まで、
思った以上にたくさんのオーディエンス。
プレイリストを50枚刷って、それでも
足りなかったので、ロケワンのスタッフや
アーティストも含めて、50人強だろか。

ロケワンのレジデンシープログラムの
ディレクター・Nathalieがホスト役。
ふたりでスクリーン前のテーブルに座り、
オーディエンスと向かい合う。

Nathalieがこのスクリーニングについて
おおまかな説明をしてくれて、
そのあといくつか僕に質問。

タイトルの「Theory of Everything」
について、参加アーティストのやりたい
こととビデオという形式との仲睦まじさ
について、ここで紹介されるビデオ作品を
「ポスト村上」という見地から見ると
どういうことが言えるか、奥村にとって
自分の作品とこうした企画との関係は、
などなど。

僕は用意していた答え+アドリブで、
簡潔に僕の考えを述べる(アメリカの人々に
もちゃんと伝わるように、日本語で答える
ときよりも簡潔に=英語的に答えるように
こころがけた)。

Nathalieとしては、こういう
会話を通じて観客にこのスクリーニング
に入り込む糸口を与えることが重要だ、
とのことだったのだけど、いま思えば、
たぶん観客の方々には散漫な印象を
与えたやりとりだったかもしれない。

で、上映。
こんな感じだった。

toeny


みなさん静かにじっくり見てる。
いくつかの作品は音がないのだけど、
それでもみなさん音をたてずに静かに
見てるので、なんだか息苦しくて、
ちょっと拷問してる気分になった。
とはいえもちろん時折笑いが起こる。
いずれにせよ、40分間誰も退席する
ことなく見てくれた。

と、ここまではいいのだ。

上映後はディスカッションが予定されてて
(そのために単語をたくさん覚えたり、
 頭の中を整理したりで、上映前の数日は
 僕はかなりナーバスだった)、
上映に入る前にNathalieが軽くその旨
アナウンスもしていたのだけど、上映が
終わるやいなや、1/3くらいの人々が
そそくさと席を立ち始めた。

もちろん上映後にディスカションがあると
いっても、全員参加するわけでも参加すべき
わけでもないので、これは当然なのであって、
単に僕はそのまま元の席に戻って、
「さあディスカッションしましょう」と
言えばよかったのだ。

でもNathalieが「質問あればどしどし」と
言ってもみなさんざわついたまま解散モードだし、
僕の心の中の小さな奥村のうち弱気な方が
顔を出して、「どうぜ英語でのディスカッション
は不安だろ。日本語でもちゃんとできないくせに。
いいじゃないか、このままフェードアウトで
終わらせちゃえよ。くっくっく」と言うのよ。

…というわけで、ついつい、そのままあやふやに
会を終わらせてしまいました…。ひいい!!!!

いや、その後、見に来てくれてたアーティストの
砂入博史さんに促されて、みなさんに来てくれたお礼と
質問があればぜひということを大声で言ったのだけど、
なしのつぶて(←あれ、こんな言葉あったっけ?)。

そりゃそうだ、僕は席に戻って「これから
ディスカッションをします」と宣言しなきゃ
いけなかったのだ。中途半端に立ったまま
何を言ったって、みんなそのモードになれない。

…またまた僕の中の弱さがでちゃったよ。
またまたギリギリの場面、ふんばらななければ
ならないところで、主張せずに逃げちまっただよ!

と、その場で凹んだけれども、
それでもいろんな人と個人的に話す機会は
あって、全般的に好反応をもらえた。

特に、いぜんサンプルを見せてあまり良いと
言ってもらえなかった某美術館の学芸員さん
からも、「大きなスクリーンで見るといいねえ」
という反応をもらってうれしかった(さいきん
小学生の感想文風になってるけど許してください)。

で、その後、
残って待っててくれた友人7人くらいで
チャイナタウンのベトナム料理レストラン
(安くてうまい)で食事し、リトルイタリーの
お店でもうちょい飲んで、ちょっと深めに話した。
特に砂入さんからは、TOEに関していろいろと
示唆に富んだ指摘をもらったし、ほかのみんな
からも今まで僕が気づかなかった/知らなかった
視点を提供してもらった。
ひさびさに楽しかったな。


ふー、いずれにせよ欲求不満だ。
作品を提供してくれたみなさんにも悪いし。

個人的なリベンジとしても、
NYでもう一度スクリーニング&ディスカッション
したいけれども、どうなることやら...。
それがうまくいけば、きちんとその内容も
この日記にアップできると思うのだが。

ちなみに、tank.tvでの上映は今月末までです。
まだの方はぜひ=> www.tank.tv/







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Last updated  Jun 28, 2006 01:36:30 PM
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