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Okum

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Oct 27, 2007
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カテゴリ:Theory of Everything
10月24日から今日26日まで、二泊三日でナポリへ。
僕がコンパイルした日本人アーティストの映像集「Theory Of Everything」が、当地のアジア映画フェスティバル「Dongfang」(「東方」の中国語読み)に招待されたので、オープニングに出席してきたのだ。

Dongfangのサイト:こちら
同サイト内のTOEのページ:こちら
↑「Video」をクリックすると、各作家の作品画像とステートメントが見れます。

このフィルムフェスティバルは今回が三回目。初回は中国、二回目は日本の映画を特集して(去年は黒沢清が来たらしい)、今回は韓国。着いてから知ったんだけど、会場はナポリの名所でもあるサンテルモ城(Castel Sant'Elmo)!で、メインのシアターでは韓国映画が連日連続上映、その横の小さな部屋ふたつでそれぞれ過去二回の紹介国である中国と日本の映像作品をループで上映(ループじゃなくてシアターのプログラムに組み込まれてると勝手に思い込んでたけど)。とにかく、ようするにTOEは日本代表だす。おいおい。

初日、朝4時にいま僕が滞在してるIrish Museum of Modern Art (IMMA)を出て自転車でCity Centerへ、そこからバスでダブリン空港へ。7時のAer Lingusの便でナポリ着。pickupにきてくれたDongfangのスタッフであるマリアさんとホテルへ向う。着いてびっくり、なんと4 star!たぶんはじめてかも。でも、招待してもらって言うのもなんだけど、正直、4 starのわりには、部屋はせまいし、ネットもないし、なによりシャワーに問題が。バスルームの中にシャワー用のスペースがあって、その境にはガラスのドアがあるんだけど、これの立て付けがわるい。垂直じゃなく、少し斜めなので、ドアと壁との間に途中から三角形の隙間ができてる。そのせいで、シャワーするたびに水が外にでて、バスルームが水浸しになってしまう。なんだかなーと思っていたのだが、まさかこれが後に凄まじい悲劇を呼ぼうとは、まったく知らない奥村であった。

でもこのホテル、眺めはすごくよかった。
PA240595.JPG

なにはともあれ、初日はスタッフの方々と会い(みんないい人)、長いランチ(めっちゃ喋る…)。その後僕は街の探索へ。国立考古学博物館を見たり、にぎわってる通りをのぞいたり。

PA250705.JPGそれにしても交通のカオティックさには驚いた。台北や北京を思い出した。ロレダナ(Dongfangのボス)にそう言うと、彼女もまさにそう思うという。そして、街だけじゃなく、人の気質も似ているという。ちなみにロレダナをはじめスタッフの多くは中国語がベラベラで、かつてあるいはいまも中国に住んでるっていう人たち。


よくありそうでない光景(な気がする)。
PA250632.JPG

それからスタッフの方々が泊まっている家にいって、手作りの夕食。スパゲティもおいしかったけど、何よりこのモッツァレッラが美味しかった!!ムチムチしてて、すっきりしてて。
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次の日はオープニングだったのだが、その前に時間があったのでヴェスヴィオ周遊鉄道でポンペイへ。中で迷子になったりして疲れた。やはり、当時の様子が脳にリアルに浮かぶ一瞬があって、そういうときには何か感じるものがあった、ような気がする。
PA250677.JPG


そして、5時半からオープニングの映画上映があるということで、ナポリ駅から地下鉄でモンテサントへ、そしてクマーナ駅まで歩いてケーブルカーでヴォメロの丘をのぼり、サンテルモ城へ。

ケーブルカー
PA250707.JPG


サンテルモ城
PA260708.JPG


中に入ると、こんな感じでDongfangモードに。
PA260711.JPG

PA260726s.jpg


とりあえずTOEの場所を確認しよっと。入り口にはジャポネと書かれ、TOEについての説明も。
PA260716.JPG


…期待して中に入ると、お城っぽさはなく、、けっこうふつうの部屋でした。
PA260714.JPG

PA260742s.jpg


…しかもプロジェクターとばかり思っていたけどモニターでした。
PA260728s.jpg


奥は中国のスペース。
PA260722s.jpg


まーでも問題なし!ということで、オープニングの映画を見る。「猟奇的な彼女」でした。見たことなかったので見れてよかった。内容も、うーんちょっと無理があるなあと随所で思ったり、狙い過ぎだなーと感じたけれど、最後ああなるとは思ってなかったし、随所にひねりがきいててよくできてると思った。もちろん主演の彼女もかわいいけど、彼氏のダメ男っぷりはなかなかよかった。それにしてもつきあっててもキスすらしないってのは、韓国的にはリアルなのかな。

で、オープニングはこれだったけど、実は今回もっともフィーチャーされてるのは、「殺人の追憶」や「グエムル」で有名なボン・ジュノ。実は僕はどちらの映画も見てない(見よう見ようと思ってそのまんま)ので、本人に会っても映画の中身の話ができなくて残念だった。でも彼、すごーく良い感じの人。ほんわかしてて、いつも笑顔で。つーか韓国代表が彼で日本代表が僕ってありえねー。それに、こういうフィルムフェスティバルに呼ばれたことなんてなかったし、映画監督の人と実際にしゃべったのもはじめてだし、オープニング後の打ち上げでも業界の話ばっかりだし(批評家の人とかがいて、いろいろ語ってた)、にんともかんとも。

ちなみにボンさん、今年の夏東京に二ヶ月くらい滞在して、「Shaking Tokyo」という短編映画を撮っていたらしい。蒼井優、竹中直人、香川照之とかが出てるらしい。うわーすげー。でもって、この短編は三人の映画監督による東京をテーマとしたオムニバス映画のひとつらしい。他の二人のうちのひとりは、ミシェル・ゴンドリーらしいっす。

話を戻すと、「猟奇的」のあと、オープニングレセプションがあって、まずはボンさんが挨拶。
PA260750.JPG


なにやらナポリに関するジョークを言って笑いをとっていた。で、なんと次に僕が呼ばれてしまった。まったく想定してなかったので(←想定しろよ)、いつもながら、的外れなことを言ってしまう。一度通訳の人に、「それは訳したくない」と言われたほど。かなりへこむ。恥ずかしいので内容は書きません。すみません。まーでもそんなところがお茶目、とスタッフには慰められる。このキャラでいつまでもつのか、僕は。

でもって、イタリア人の有名なジャズ・ピアニストであるDanilo Reaと韓国の漫画家(イラストレーター?)によるジョイント・ライブが一時間ほど。この漫画家さんの線がすごく良くて、かなり才能があるなーと思った。ちょっと長かったけど。


そして、スタッフと招待者たちによるディナーへ。
PA260764.JPG

おいしいパスタやらニョッキやら名前を忘れたけどお米やポテトが中にはいった球形の揚げ物やらワインやら、よかったです。ちなみに、なんとオープニングは9時スタートだった。フィルムフェスティバルスタンダードなのかイタリアンスタンダードなのかわからないけど。なので、食事してホテルに着いたらすでに1時くらい。

そして次の日=今日の朝。悲劇が起こった。つづく。





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Last updated  Oct 27, 2007 09:22:56 AM
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おつかれ~   山+小 さん
ナポリ満喫してる感じでいいねー。
あじゃぱー、モニターだったのか。。部屋は大きそうなのにもったいない。(でも最近プラズマ使うとこ増えてるなあとも思う。)
訳したくないって言われるって、何いったんだろ~(笑)。 (Oct 27, 2007 07:23:07 PM)

おしおし   こうもり? さん
ちゃんとポンペイに行ったのね。たのしかったでしょ?
美味しいもの食べたのね。モッツアレラは絶品よね。
日本代表ってのがかなりウケました。とりあえずはおつかれさま。 (Oct 27, 2007 08:07:20 PM)

Re: おつかれ~   Okum さん
山小さん
いやでも、このあとたいへんなことが。それにしてもモニターはほんとにねえ。プロジェクター使えばいいのに。なんか、中国側との音のバランスとか妙に気にしてたり(おれとしてはお互いに邪魔しあうとしても両方大きな音を出したほうが、両方小さくして欲求不満になるよりましだと思うんだけどそういう考えじゃなかった。ある程度こちらの要求は通したけど)、正直、あ、アート畑じゃなくて映画畑の思考なのかなと思うことも多かった。
えーと僕が言ったことは秘密っす。でもいつもながら、自分の出し物の良さをアピールするよりもそのダメさをついつい言ってしまうという癖の発露であります。

こうもり?さん
おかげさまでポンペイいったよ。んー雨だったってこともあってか、いまいち悠久の時の流れとか感じられなかったなー。でもいってよかったけど。でもまじで日本代表だよ。なんせボンさんと同格扱い(?)だからね、いちおう。 (Oct 27, 2007 09:22:39 PM)

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