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カテゴリ:小説etc
「優しく触れようとしても壊してしまう、大人になりきれない子どもたちは、暗い恋の闇路へと迷い込んでしまった…。同じ大学に通う仲間、浅葱と狐塚、月子と恭司。彼らを取り巻く一方通行の片想いの歯車は、思わぬ連続殺人事件と絡まり、悲しくも残酷な方向へと狂い始める。掛け違えた恋のボタンと、絶望の淵に蹲る殺人鬼の影には、どんな結末が待っているのか。」 「もう、一人の夜には帰りたくない―。残虐非道な事件に潜む、孤独な殺人鬼と彼を操る共犯者の存在。罪の意識に苛まれながらも、二人の間で繰り返される恐ろしい殺人という名の遊びは、一体いつまで続くのか!?そして傷つけずには愛せない、歪で悲しい恋の行方の結末とは…。辛い過去を孕んだ事件の真相は少しずつ解き明かされ、漆黒の闇を照らしていく。」 大人になると子どもの頃のように、フィクションの中で人が死ぬ事に それほど抵抗が無くなる・・・ 感覚が鈍くなるのか…麻痺してしまうのか… もしかすると生きて行く上でいつもいつも まんま受け止めていたのでは、身が持たない 自分の心を守る防御の方法を知らず知らずに 身に付けた結果なのかもしれない この作品は戦争や、ヤクザやマフィアの抗争なんて非日常 では無い、日常で人が沢山簡単に死にます。 フィクションの死には慣れているつもりだったけれど… 心が痛かった…辛かったです… でもでも!やっぱり辻村深月! 読ませてくれます! とっても、悲しくて…切なくって…遣り切れない… この物語は何処へ行くんだろうっていう心配は杞憂に終わりました。 ・・・納得できない部分も無くは無いですが 面白かった。。。ラストも好きです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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