From a Moment...

２月に入ってから、体の反応というか、心の反応に変化が起きてきました。


時々発症する暴食は、もうクセになっていて、
これを抜くのは相当大変なのでは、と、ずっと思っていたのだけど。


私が食べてしまう理由のひとつに、

「できるから」

というのがあります。
私が食べることを選択するのは、

「食べたい」からではなく、「食べれる」から。


　お財布にお金があったら・・・

　そこにコンビニがあったら・・・

　今日は家に一人だから・・・

という、状況による可能・不可能で、
「食べれるから食べよう」
と、なってしまっていたのです。


それに気付きながらも、「可能だから食べる」を選択し、
「体が、食べたいか・食べたくないか」を、聞かない。


　食べれる状況にあるのに食べないなんて損だ！！


とまで思っていたほどです。
可能・不可能　という理由の次に大きな理由。
それが、「損得」。

この「損得」も、他者から見れば「意味がわからない」と思う基準。笑



食に飢えた経験など一度も無いのに、なんでこんなに、
「可能なら可能なうちに詰め込もう！」と思うのか、自分でもよくわからなかった。
のですが、不思議なことに、ここ数日で体が「食べたい・食べたくない」で
選択するようになってきたのです。


その体（精神かも）の変化に「？？」と感じながらも、
徐々にそれに対応していく。それも、自然に。



昨晩も、お腹はそこそこ空いているけれど、お膳に乗っていた食事の中に、
自分が「胃に入れたい」と思うものが無く、ご飯にほぼ手を付けなかった。
ご飯とか揚げ物とかしょっぱい物とか肉・魚とかはノーサンキューで、
野菜ジュースとミカンを主食に、カステラひと切れとちょっとポテトサラダをつまむ。
今まで嫌いで食べた事が無かった茄子の漬け物にも手を伸ばした。
しょっぱかったから１つだけ。
でも漬け物のしょっぱさはまだ良かったかな。

お腹が減ってるのに、食べたいの無いよー、と、胃が言う。
食べたらもたれるだろう、っていうのが解った。
胃が拒否してるからなのね。

とりあえず、野菜ジュースや果物でそこそこ満たされたので、
後は、疲れてるし（空腹になる前に）寝てしまおう、ということにした。


次の日の今日は、久しぶりに昼過ぎまで寝続けた。
（たぶん）１１時頃、母が「出かけてくるからね」と声をかけに来たけれど、
食べてない割にはお腹も減っていないし、そのまま睡眠続行。
やっと１時半に起きて雨戸を開けると、外には雪。

とりあえず体をあっためる為に、何か食べようと台所に行き、
「食べたいもの」を探す。
・・・・・・も、そんなに無い。
（前なら、「おかーさん居ないしー、食べたいだけ食っちゃえ！」って、なってた）


なぜか「甘いもの」には少し惹かれるので、クッキーを１枚。
で、棚から春雨スープを発見。
よし、これはちょっと食べたい、と思えたので、お椀に入れてお湯を注ぐ。
あとはー・・・体と頭を働かせるためにも、と、やはりご飯を選択。
お茶碗に半分ぐらい盛って、納豆と生卵をかけて、朝昼兼用ご飯完成。

熱いお茶も入れて、ゆっくり黙々と食べる。


「うーん、食べることに対して、私はこんなに喜びを感じなかったっけ？」

と、ちょっと心配になった。
体を動かすために、頭を動かすために、食べてる感じ。
美味しくないわけじゃない。好きなものだし。
だけど、今までと違う感覚。義務のように、必要なだけ採り入れてる感じ。


もしかしたら具合が悪いのだろうかー・・・




実際はとても元気なんだけど。




この変化具合に、自分自身ちょっとついていけてない。

今現在も、すっかり消化したのか、お腹がすいてきたのにも関わらず、
昔なら、ここですかさず台所に食物を漁りに行くところ、
全く行く気が起こらない。


これくらいの空腹はたいした問題じゃない。

「空腹になったから食べなくちゃ！」と、ならなくなったのかもしれない。



体に負担をかけない食べ方を、選択しだしたのかな。
これが自然なのかもしれない。





たぶん、「食」に関しても“依存”していたのだろう。
それがはがれ落ちたのか、安心して必要な分だけ採るようになった、とも言える。
これも、「依存と自立」についての気付きが影響しているのかな。。

採り込もう、採り込もうとしてた。
自分の中に入れることに執着した。
そうすることでどこかが達成感を感じた。（同時に食べ過ぎの不安もあったけど）


「自分には今どれだけが必要なのか」

それが解って来たのかもしれない。
解らなかったから、ただ、あればあるだけ採り入れた。
おそらく必要以上の摂取だろう、とは思っていたけれど、止まらなかった。



今ならベジタリアンにもなれそうな勢いだけど、
やっぱり時々は肉・魚が食べたくなるに違いないから、
そんなプレッシャーは与えないでおこう。笑



何はともあれ、この変化に慣れつつ、楽しもうと思います。

体的には、とっても、「よかった」、って感じです。