カテゴリ:OLグルメ
皮まで食べられる
「ソフトシェルクラブ」 電話が鳴った。「例のものを食べさせてあげる! すぐにおいで!」。その電話の主は、グルメで知られる先輩Yさんからだ。私は思わず、叫んだ。「やったぁ~」。例のものとはソフトシェルクラブのことだ。脱皮直後のカニで、なんと皮まで食べられるグルメ垂涎(すいぜん)の的の食材の一つだ。食ってやる、私のあこがれのカニちゃん!待っててね!! ソフトシェルクラブとは? フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べました。 ソフトシェルクラブは脱皮直後のカニ、 (食材としての呼び名で、カニの種類の名前ではありません!) もしくはそれを揚げたもの。 柔らかな(Soft)殻(shell)のカニ(crab)で、 色々な種類のカニがこの方法で食用にされるといいます。 通常、カニのような甲殻類は硬い外骨格に覆われています。 (だから、カニ料理はあの硬い殻を剥くのが大変ですよね) だから、そのままでは成長できません。 そのため、脱皮をするのですが、 古い殻から脱皮するとき カルシウムを吸収してから脱ぎ捨て 新しい殻がまだ硬化する前に水を吸収してその圧力で膨らみ カルシウムを新しい殻に戻すことで再び硬化するそうなんです。 (ちょっと、話は難しくなりましたね) とどのつまり、 殻が硬くなる前に調理してしまうのがソフトシェルクラブというわけです。 アメリカでは、このソフトシェルクラブが人気だとか。 ソフトシェルクラブで知られるカニは アメリカ東海岸に生息するワタリガニ科のブルークラブ (和名:アオガニです) 5月から7月にかけてが旬。 データでは、アメリカの蟹の水揚げ量の約半分を占めているんだとか。 ブルークラブの他にノコギリガザミなども 脱皮直後をソフトシェルクラブとして食用にされているんですって。 *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜☆。:'・.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:. ベトナム料理店で味わったソフトシェルクラブ Y先輩が案内してくれたのは、神戸にあるベトナム料理店 「ベトナムフロッグ トアロード本店」。 出てきたのは「ソフトシェルクラブの唐揚げ」。 お皿に、カニが2匹。 ソフトシェルクラブの唐揚げ これですか、うわさのソフトシェルクラブっていうのは。 食べてみると、本当に殻まで食べられる! ケッチャップのようなものもついていたけれど、 このままで十分、おいしい!! あっという間に、おなかにおさまってしまいました。 「Y先輩、他も注文してもいいですか?」 「いいよ.... 」と、気前よさげなY先輩は、ワインで柔らかカニに舌鼓。 注文開始! 「そんなに入るの...(^_^;」ってY先輩。 では、いただきま~す! ベトナム料理といえば、まずは生春巻きです。 海老と野菜の生春巻 ~ゴイクン~ おいしい!! こうなれば、もう、止まらない....私なのです。 海老とカシューナッツのマヨネーズ和え ご飯系も食べたーーーーーい! ベトナム風スパイシーカレー 確かにスパイシー....。 もう少し、おなかに....。 忘れてた、締めはこれだ! 牛すじ肉と野菜の春雨ヌードル デザートは? あれ、せ、先輩、Y先輩。 「先輩、食欲あまりないみたいですが... 」。 「キミを見ていたら、胸がいっぱいになったよ」 えっ、それって、わたしのことを....???? (赤くなった私見て、Y先輩が全身で否定!) 「ぜ、絶対にないからっーーーーー!」 「支払いは、ジャンケンといこーおか!」 「そ、それは絶対にいやっー!」 「冗談だよ(笑)」 (Y先輩は大人でした。ジャンケンで、支払い決めるのはおかしいです) 「Y先輩、この店の近くにおいしいケーキ屋さん、あるんですが...」 「こ、この次にしよーーーーーね!」 ※ このブログは,女性のためのネットマガジン『エルバイエル』でも紹介されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 10, 2008 12:02:49 PM
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