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断食療法で著名な甲田光雄医師によると、断食と並んで生菜食が体にいいそうだ。玄米も生で粉にして食べるといいという。それで先の2日間の本断食のあとはウイークデーの昼食を生玄米粉にしている。勝手な思いつきで家族の食生活を急激に変えることはできないし、誰にもこんなことを強制したいとは思わない。ただ、自分で実験して確かめたいだけだ。だから、夕食や週末は家族と一緒に食べている。しかし、断食の少し前からはじめた朝食抜きの1日2食は続けているし、肉や魚は遠慮し、豆腐や大根おろしなどの生野菜を大幅に増やした。
最初は玄米を食べたかったのだが、自分だけ玄米にしてくれというのは大変な迷惑をかけてしまう。白米と玄米を分けて炊かなければならないし、玄米炊飯用の圧力鍋や炊飯器も必要になる。しかし自分の昼食なら誰にも迷惑をかけることはない。しかも、生玄米粉ならコーヒーミルで粉にできるので、新しい出費は何もない。それで早速やってみた。 まず味だが思ったほどまずくない。むしろ甘くて香ばしい、きな粉に近い感覚かもしれない。ただし、たくさん口に運ぶとモサモサした感じになり食べにくい。だからスプーンに半分弱くらいを舌の上に薄くひろげる感じで食べたらよい。唾液で玄米の粉がとけて、甘みと香ばしさが口に広がり米の味を見直すこと請け合いだ。早くは食べられないので時間をかけてゆっくり食べることになる。また、水と蜂蜜でとくとおいしく食べられるという情報も得たので試してみるつもりだ。 生玄米を最初に食べた後は、翌日あごが痛くなってしまった。これは続かないなと思ったが、ミルの目を最小にセットしたら唾液で解けやすくなりあごが痛くなることがなくなった。ミルはザッセンハウスの極細挽き対応の手回しのものだ。 生玄米粉を食べきれず、翌日に持ち越したときに、玄米粥にしたことがある。これは生玄米粉にポットのお湯をいれ、塩を入れるだけで完成する。 これには驚いた。こんな超簡単な超健康ファーストフードはない。玄米粉さえ用意しておけば、インスタントコーヒーと同じだ。玄米が細かい粉になっているので、ポットのお湯を注ぐだけできれいにとけてしまい。食べにくいところが残らないし、うまい。生玄米粉はチョット・・・、と思っている人もぜひ試してみて欲しい。 最近は災害が頻発しているが、手元に玄米と手動のミルさえあれば、電気がなくてもガスがなくても、水と塩だけでいつまでも生きることができる。玄米はそのままで常温長期保存ができ全ての栄養素を含む完全食品だからだ。ダイエットや健康を超えて防災上の観点から、ぜひ多くの方にこのことを知っておいてもらいたい。そうすれば、近々発生が予想されている東海沖地震や関東を襲う大地震が同時に来て、救助する側までが被災し災害が超長期に渡った場合にも誰もが耐えることができる。みんなで避難所でミルを回してがんばろうではないか! それに、これは最後まで読んでくれた方にそっと教えるのだが、こういう食事にした大きなメリットは、それはもう食費の大変な節約になるということだ。昼食だけを見ても弁当や外食に頼っていた以前と比べると、玄米を挽いて食べるコストなど0に等しい。それでもって癌などの成人病を予防し、体調がどんどんよくなるとすれば、今までの食生活は一体何だったのかという気さえしてくる。自分でもいつまで続くかわからないし、やせ我慢をするつもりはない。しかしこういう実験も色々考えさせられることがあって結構楽しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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