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にこにこ♪ラクラク♪楽しい我が家

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2022年07月08日
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カテゴリ:五十肩
おお、連載7回目だ。

前回は、同い年の有段者との思い出を書いたっけ。

時系列があっちこっち行くんだけど、まぁそれはお許しください。

今日は、合気道を始めた高1の秋、県民文化会館で演武大会がある
ということで、白帯ながら、イベント参加をすること。

というか、道場生ほぼ全員が参加するんですけどね。

合気道って上手下手はほぼないです。
演武ですから、お互い、受けと取りを交互にやりまして
お互い練磨していきましょう、という武道です。

だいたい、県下の合気道の道場から集まって、
技を披露するわけです。

競い合ったりしないところが、運動音痴だった私でも
初めのハードルがクリアできた要因だったかも。

演武大会に向けて、直前の稽古は演目の技の稽古に熱が入り
道場自体もヒートアップして師範もヒートアップして
一丸となってがんばるぞーーー!という機運に満ちていました。

私も盛り上がって、よーし、やるぞーーー!

と意気込んでいたわけですが。。。

当日の朝。。。

うっおなかが痛い。。。。

中学の時、いつもビリが定位置だったこともあり
陸上の大会といっても全く緊張することもなく、ああ、面倒くさい
はよ、あんな時間過ぎてしまえばいいのだ。
あほくさ。と腐りきっていたのですが、それがどうしたことか。

緊張して腹痛を起こす。

なんという変わり様でしょう。

陸上の大会といっても全くプレッシャーも緊張も感じなかった私が

白帯で参加するといっても全体の演武で2種類ぐらいだったような気がする
それだけの出番で、かつ、1-2分の演武だったと思う。

それだけのことで。

緊張する!

母親があきれたように

お前の演武なんか誰が見てるよ。
誰も見てないから、緊張するほうがおかしい!

わけのわからない悪態をつかれながら
必死で腹痛と戦ってました。。。

すかさず父親が

いやいや、大事な舞台や。緊張するのが当たり前。
気にすんな。

口数の少ない照れ屋の父親が、一生懸命励ましてくれたことが
印象的でした。。。

そういえば、高校受検のときも、早々に会社にいってしまったのに。。。
合気道の初参加の演武大会のときは、えらく嬉しそうに励ましてくれた。

そらそうでしょうね。自分と同じ道を息子が歩もうとしているのだから。

そうこうするうちに、腹痛もおさまり、参加できる体調になりましたさ。

バスにのって県民文化会館にいって、控室で着替えて
出番を待つ。

出番がきて、演舞して。
道場の有段者の演武があり。

自分の所属する道場の演武が終わったら
観客席に移動して、他の道場の演武を観るわけです。

カッコいいわ。

ライトアップされた舞台で、舞うがごとき演武。
袴がとってもすてきに技を演出してくれます。

ああなりたい。

胸の奥からふつふつと湧き出てくる思い。

自分にもできるだろうか。。。

迷いもあります。
運動音痴だったから。

あんなに動けるようになるんかな~

とかいろいろな思いが錯綜する中
演武大会は滞りなく終了しました。

家に帰って父親から感想を聞かれた。

うん、よかったよ。
あんなになれたらいいな~と思った。

といったところ

やり続けていけば、できるようになるよ。

父親の珍しく前向きな発言を聞いたような気がする。

母親は

お前はすぐに感化される!

と悪態をついてくるのですが

うるさい!お前は静かにしとけ!

これもまた珍しく父親が母親に怒るところを目撃してしまった。

父親にとっても合気道への思い入れは、強いものがあったんですな。
それについては、約12年後ぐらいに明かされることになる。

自分のために怒ってくれたことがうれしかったような気がする。
その日の晩御飯は格別においしかった。。
父親は晩酌が進みすぎて、母親から小言をくらうという
オプションがついてきた。

ある秋の日の出来事でした。

考えたみたら、合気道への熱が入りだしたのは
あの演武大会からかもしれないですな。

続く





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最終更新日  2022年07月08日 10時00分09秒
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