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とんでもないタイトルになった
ところで10月2度目の台風◎ 日本はどうなっているのでしょう・・・ 確か今年の初めての台風は5月?だった気がする 1年のうち約半分が台風の脅威にさらされるなんて・・・ 蕎麦粉が心配です さて 話は変わって、10月19日~21日まで九段下の科学技術館で開催されている「麺産展」に行って来た これは毎年この時期に開催され、蕎麦に関する業者がこぞって自社製品を展示販売する催し物である 出店業者はそれは色々な業種がある ・鰹節屋 ・茹で麺機屋 ・醤油屋 ・店舗設計屋 ・ガス屋 ・漆器屋 ・調味料屋 ・生命保険屋 ・焼酎屋 などなど、他にも沢山ある 仕入れ業者を選定する時期の私達は、一同に業者が会するもので大変助かる 旦那は「九段一茶庵」で店長をしながら自分で仕入れをしていたので、顔見知りの業者が多い 旦那の顔を見るだけで、 「いつも大変お世話になっております」と業者が寄ってくる 「九段一茶庵」といえば、業界の中ではかなりの有名どころである 「今度半蔵門に自分の店を出店することになった」 と言うと目を輝かせて「獲物を獲たり」とばかりに笑顔を振りまく 前の仕事場で使っていたものを殆ど使う予定なので、こちらとしても都合が良い ところで・・・ 新しく自分で独立する時には、前の職場の「看板」が使えず呆然とすると聞く 「会社」対「会社」の付き合いであったことを思い知らされると・・・ 旦那は「九段一茶庵」という看板を今まで背負っていたが、業者には会社の名前よりも、「山崎大輔」という名を売ってきたらしい・・・ 中には初めから「月締め」の仕入れOKを快諾してくれる業者もある 私にとってはかなり不思議な光景だった もちろんアリガタイことだが 旦那には口をすっぱくして言っていたことがある 「九段一茶庵という武器は捨てるべきだ。 今まで業者が大層な扱いをしてくれるのは、「九段一茶庵」の名前があるだけで、その鎧を脱いだ時には誰も相手にしてくれないから」 と しかしどうやら武器を捨て、鎧を脱いだ今、改めて旦那が今までしてきたことを端から観察すると、業者との「人」対「人」の信頼を築く付き合いを続けてきていたらしい あっぱれ! 山崎大輔! これから先も「九段一茶庵」の武器におごることなく(たまには上手く宣伝しつつ)地道に信用培っていきたい そしてまた考えたことがある 最近では蕎麦屋を開業するのに、「1ヶ月の蕎麦修行で彼方もお店を持つことが出来る!」というキャッチが良く目に付くのだ 何を隠そう「一茶庵」でも「蕎麦教室」なるものをやっており、「あっという間の蕎麦職人」を養成しているのだが。。。 しかし、いくら開店資金があっても「経験」に勝るものは無いのではないだろうか 果たして1ヶ月の蕎麦修行で業者との信頼関係が築けるのか? 蕎麦職人同士のネットワークが築けるのか? お金で信頼は買えない 安易に「1ヶ月で彼方も蕎麦職人!」のキャッチに踊らされて開店した後、大変苦労をしている人を知っている もちろん上手くいっている人もいるだろうが 旦那は修行1年目はずっと皿洗いをしていた そうやって先輩の動きを身体で感じて覚えるのだ 15年という修行期間が本当に必要なのかは分からない ただその間に得た「知識」と「信頼」は絶対に他に負けないと確信している 熱い日記になってしまった。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 20, 2004 12:09:16 PM
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