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テーマ:癌(3518)
カテゴリ:抗がん剤治療
先日、胆嚢癌の患者さんにゲムシタビン(ジェムザール)投与の
指示が出ていました ゲムシタビンの適応は 非小細胞肺癌、膵癌 の2つだけ NCCNのガイドラインを パッと見たところ胆嚢癌の化学療法として 5-FUベースの化学療法かゲムシタビンと記載されていました ※しっかり読んでいないので、どんな状態の患者さんが対象なのかは わかりませんが… NCCNガイドライン Hepatobiliary Cancers メーカーに確認してみると、胆嚢癌にゲムシタビン単独を投与した 臨床試験も行われており、現在承認申請中だそうです (用法・用量は非小細胞肺癌・膵癌と同様だそうです) この患者さんは ゲムシタビンを1週間隔で3投1休で行っています 現在、入院で1クールが終わり、今後は外来化学療法を行っていきます ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ☆ ~ ゲムシタビン 商品名:ジェムザール 略語 :GEM シタラビン(Ara-C)の誘導体で がん細胞内で三リン酸化物に代謝され、デオキシシチジン三リン酸と競合してDNA鎖に取りこまれ DNA合成を阻害 注意事項としては 点滴を 週1回 30分で行うこと 週2回以上 あるいは 60分以上かけて点滴をおこなったことで 副作用の増強が報告されているためだそうです 他には、間質性肺炎や肺水腫、気管支痙攣等の呼吸器系の副作用に注意が 必要なんじゃないかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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