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テーマ:塾の先生のページ(7833)
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今日は朝から中学生を集めて期末試験に向けた勉強会を行っている。 塾へ行っていなかった生徒は「何をどうやって勉強すればよいか」を教えてあげなければならない。「勉強の仕方」なるものをよく分からないまま試験を受けていたため、伸び損ねていたという部分は間違いなくあるからだ。 情報過多の時代だといわれるが学校の定期試験に対してどのように勉強すればよいかということを知る手立てというのは意外にないものだ。昔は「中1コース」なんていう雑誌に勉強の仕方についての特集が載っていたものだが、今はそのような雑誌もポピュラーではなくなってしまった。 また、今まで塾に行っていた子は「徹底」がなされていないために、勉強の効果を感じられずにいる。そこを改善してあげたい。どうして塾に行き続けていて、かのようなノートの使い方になっているのか、ワーク類のやり方になっているのか、首を捻ることも多い。全体に指導が杜撰なのだ。そこを改善してあげなければならない。 そして全体には「長くじっくり勉強する」スタミナ作りをしてやらなければならない。「長く机に向かう力」なしにはなかなか成績は伸ばせない。 世間ではよく「要領よくやりなさい」なんていうアドバイスがあるが、小学生や中学生にあまりそういうアドバイスをしてほしくないと私は個人的に思っている。彼らにそういうことをいうと、まず間違いなく「手抜き」をしてしまうからだ。 「要領よく」とは丹念に真面目に物事を繰り返してきた者が試行錯誤の上に自然に身につけるべきものであって、初手から目指すものではないと思う。特に未熟な小中学生に言うとリスクが大きすぎる。 だからある時間生徒を拘束して勉強させ、その様子を見て、一つひとつのことに関してのアドバイスをするようにする。けっして全体に総評して「要領よくやりなさい」などといわない。そういうのは「大雑把な指導」に過ぎないのである。 今日の勉強会が終わったときには、近く行われる期末試験の点数が上がる勉強ができていると同時に今後の勉強の財産になる「気づき」もまた得られていればと思う。
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Last updated
June 25, 2006 10:25:15 AM
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