|
カテゴリ:カテゴリ未分類
百十四銀行元支店長ら逮捕 元組員側に不正融資容疑
朝日新聞ニュースによれば、香川県の地方銀行「百十四銀行」の九条支店(大阪市西区)をめぐる不正融資疑惑で、大阪府警は16日、同支店の元支店長木谷康敏(55)=2月に懲戒解雇=と元課長代理熊野宏昭(38)=同=、元山口組系暴力団組員小川哲生(40)の3容疑者を特別背任容疑で逮捕した。 府警によると、3容疑者は共謀し、07年8月31日、同行本部の承諾を得ずに回収見込みがないまま元組員が統括する企業グループに約1億3800万円を融資し、同行に損害を与えた疑いがある。 同行などによると、同日の融資を含め、企業グループには07年6月~昨年1月に計約10億4800万円がほとんど無担保で貸し付けられ、約9億円が回収不能になっている。 ▼百十四銀行元支店長は元組員から高級クラブなどで接待を受けていた 地方銀行「百十四銀行」(本部・高松市)の九条支店(大阪市西区)の元支店長(55)=2月に懲戒解雇=らが、元山口組系暴力団組員の男(40)が実質的に経営する会社へ不正融資し、同行に損害を与えた疑いが強まったとして、大阪府警は、元支店長と同支店の元担当課長代理(38)=同=、元組員の3人について特別背任容疑で逮捕状を取り、16日にも逮捕する方針を固めた。府警への取材でわかった。 捜査4課や同行によると、元支店長らは07年6月~昨年1月、元組員側の企業グループ4社に18回にわたり、計約10億5千万円を融資した。大半は無担保で、返済は約1億2千万円にとどまっている。 同課は18回の融資のうち、07年8月31日に5~7回目に実行された3社への計約1億3800万円の融資について立件する方針。同行の規定では、無担保の場合、一つの企業グループに対しては支店長権限で1億円まで融資できるが、元組員のグループへの無担保融資は4回目で計1億円に達していたという。 同日の融資も主に無担保で実施され、必要となる本部の承認も得ていなかったという。同課は、3社のうち2社は営業実態がなかったとみており、元支店長らが回収見込みがないと認識しながら融資した疑いが強いと判断した。 捜査関係者らによると、元支店長らは元組員から高級クラブでの飲食やゴルフなどの接待をたびたび受けていたという。同課は、こうした癒着が不正融資の背景にあるとみており、ほかの融資についても違法性を調べる。 同行によると、元支店長は内部調査に「回収できると思っていた」などと説明。一方で、府警の任意の調べには「焦げ付くことはわかっていた」「融資を増やして営業成績を伸ばしたかった」などと話しているという。 同行は1878年に第百十四国立銀行として創業。香川のほか東京、大阪、愛知などに計約120の支店と出張所がある。9月末時点の総預金残高は約3兆2997億円。 ◇ 昨日のWOWOWのドラマ「隠蔽指令」で、銀行が暴力団などに不正融資をした問題を如何に「隠蔽」するか、のドラマだった。 現実に銀行が暴力団に不正融資をして、逮捕された今回の事件も、よく似ていますね。やはり、巷ではこんなことがまかり通っているようです。 大銀行だったら、隠蔽工作も秘密裏にやって、うまく行くかもしれません。しかし、地方銀行では、10億の金をもみ消すまど出来ないですよね。 でも、タイミングの良い「ドラマ」でした。(^-^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月16日 09時51分02秒
コメント(0) | コメントを書く |