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衝動に支配された冬子(とうこ)は貨物船に乗り込んだ。
辿り着いた先にあるものは? 中3の小林冬子は学校をさぼり、北広島から苫小牧へ。 (北広島市って北海道なんですね。知りませんでした(無知の涙)東久留米といい…難しい) そして貨物船で島へ。そこでの労働、観察、消失。 一度戻ってからまた島へ。 そして協力、追跡、傍観、逃亡。(目次並べただけ) この時期。手元には 『その夜、ぼくは奇跡を祈った』田口ランディ・文、網中いづる・絵 という、うってつけの?本があったが、寂しくなりそうなので(苦笑)題名からこちらを選択。 そして後悔(涙) 初めて読む作家。違う作品から読んでいればあるいは違ったのかもしれないが・・・ ↑で書いた内容は、まぁ別に良くて。 癖があるけど、そんなに嫌いではないというか、受け入れられると思っていた。 が、が!なにやら本文とは別にウダウダと続くのだ、この本は。 これを最後に佐藤さんは作家を辞めたのかな? 本文中に書いてあるとおりに。(どれが本文だがよくわからんが) 作中作というか、ネタならいいんだけど。そうじゃないな、コレ。 自意識過剰というか、自作が受け入れられないことを延々と。 後味悪。企画本だからそのまま出版したんだろうなぁ。 帯の【“密室本”最大の問題作、あるいは傑作。孤島密室!】 なんだ、【あるいは】って(笑) 私にはうかがい知れない深~いものがあるのだな、きっと。 偉そうなこと言わせてもらえば、作家になるならもっと覚悟が必要なんじゃないの。 それか、もっと鈍感になる必要が。 『フリッカー式』とかは前から気になっていたので、読んでみようと思ってはいるけど。 私の中では、山田さんの鬼ごっこ、以来の問題作でした。 『クリスマス・テロル invisible X inventor』 佐藤友哉 講談社ノベルス(密室本)(2002年8月第一刷) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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