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テーマ:本のある暮らし(3300)
カテゴリ:魔読、味読、無毒、眼読、も、どく?
【強制的押し付け貸付キャンペーン】実施中!!
前日分の続き。↑のとおりです。 そもそものはじまりは・・・ Dと二人で焼き鳥を食べながら飲んでいた時のこと。 最近、【宮部みゆき】を読んでいるという話を聞いて、なんだかうれしくなる。 「面白いのありません?」 → 「今度、何か本を貸すよ」という話になった。 さて、どれにしようか?と考えているうちに・・・ 「この際、他の人にも “どんどん貸してしまえ”! 」と大いなる飛躍をとげる(笑) では、どんな本を選んだのか? 改めて簡単に人物紹介をするとともに、 選定までの経緯と私なりのかなり勝手な理由、 それと実際に貸した本。これは反転させて載せてみます。 クイズっぽく。でも意味があるかどうか微妙~。 そもそも、手持ちのカードがわからないと推測のしようもないですね。 貸す本は、私が所持していて、読んだことのある本。 ←のフリーページに名前が挙がっているものが多くなりました。 (うち2冊は、最近(HP開設後に)読了したものではないです) 本の数自体は、それなりに所持しているのですが 読書体験がそれほど豊かではない為、狭い範囲からの選択となりました。 (私は小説しか読まないので、貸す本も全部小説(文庫)です) ◇まずは【B】から。 活字嫌い。ほとんど読まない。絵本、画集(シャガールなど)が好き。 最近の読書は、松本(ダウンタウン)、太田(爆笑問題)。 子供と動物が出てくると弱いが、いかにも「泣かせるぞ」という本は嫌。 [経緯・理由] 児童文学っぽいもので、あまり厚くないものがいいかな。 飽きがくる間もなく、話に入り込めるものを。 ばあちゃんと女の子が出てきて、鮮やかなラストがある作品を選択。 [この本に決めた!]・・・【 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩 】 ◇続いて【C】! 電車で本を読むと気持ち悪くなる。 最近の読書は、『リアル鬼ごっこ』山田悠介。感想イマイチ。 恋愛もの、女性が書く“いかにもなエッセイ”は読む気がしない。 [経緯・理由] 物語の楽しさを味わってもらいたい(えらそう)。元気な冒険ものなんてどうだろう。 夢中で読み進んで、続きが気になって仕方がないものを。 いいところなのに!ここでこの巻終わり?という分冊で出版された作品を選択。 [この本に決めた!]・・・【 『上と外』 恩田陸 】 ◇お次は【F】で。 歴史もの好き。フランス革命→新撰組→ロシア帝政へと興味が変化。 何事にもこだわりが強い。わが道を突き進む! (自分の仕事相手でもある)風俗業関係者に偏見があり、口にも出す。 [経緯・理由] やはり歴史もので行こう。興味がないものには反応しないだろう。 日本に戻ってもらうことにして、仕事にも関係してくる(少々強引ではあるが)ものを。 ちょっとでも意識を変えられたらいい。会社的にも。(ますますえらそう) 様々な境遇の人が登場し、内容も盛りだくさん、遊郭が描かれているコレで。 [この本に決めた!]・・・【 『吉原御免状』 隆慶一郎 】 ◇原点の【D】! 最近良く本を読む。かつては赤川次郎→今は宮部みゆき(ほぼオンリー)。 王道派。他の作家の事はよく分からない。グロは絶対ダメ。 [経緯・理由] まだそれほど数は読んでいなくて、ミステリに嵌りきってはいない。 そんな人に感想を聞きたい本があった。あまり有名ではないけれど。 だが、貸す前に読み返してみたらグロいシーンが…。これは無理だ。→保留 どうしよう?宮部の後だと、見劣りしまうものが多いだろう。 うーん。ここは期待の若手実力派でいくとするか。あとがきも楽しめるし。 軽やかな文章、設定、ものを見る角度、読後感もいいあの作品を選択。 [この本に決めた!]・・・【 『暗いところで待ち合わせ』 乙一 】 ◇もういっちょ、今度は【G】さん。 Dが読み終えた宮部本をそのまま借りて読んでいる。 おじさんだが、心も身体も若い。熱いのにさわやか。 が、悲しいかな、おやじギャグが炸裂してしまう・・・ [経緯・理由] これまた、“宮部に慣れているその後に”という問題があるが、気にするまい。 ちょっと渋めに、ハードボイルドなんてどうだろう? でも二枚目じゃイマイチあわないな。ユーモアもなくてはダメだ。 私のレパートリーではこの本くらいしかないかな・・・ [この本に決めた!]・・・【 『ハードボイルド・エッグ』 荻原浩 】 ◇んで、やっとこさ【A】! 読書はほとんどしない。かつては星新一を読んでいたけど。ここ2,3年は全く。 フィギュア好き。おまけ好き。 今回一番の強敵。(=読んでくれそうな気配がない!) [経緯・理由] すぐ面倒くさいっていうからなぁ。うーん、どうしよう。 そうだ、Dの時に保留していたあの本はどうだろう? ちょっと変化球気味の作品で、粗さもあるけど。グロは平気そうだし。 バズ・ライトイヤーになりきる男も登場するし、これでいいや。 [この本に決めた!]・・・【 『彼女は存在しない』 浦賀和宏 】 ◇最後は【H】。 最近は専ら、京極堂読み。しかも昼休み10分程度しか読まない。 昔はクリスティをはじめ、手広くミステリを読んでいた。 『陰摩羅鬼の瑕』を読破し、次の『百器徒然袋 雨』の前に一本割り込もう。 [経緯・理由] 京極を続けて読んでいるなら、なんでも平気そう。 どうせだったら、テンポのいい、すらすら読めるものがいいのではないか? 今、もっとも注目のこの人の作品は、まだ読んだことがないということだし。 会話も魅力的で、ユーモアもあり、スピード感もあるお気に入りのこの本でどうだ! [この本に決めた!]・・・【 『陽気なギャングが地球を回す』 伊坂幸太郎 】 また自己満足してます(汗) こんな↑のではよくわかりませんよね。予測は難しいでしょう。 自分が好きな作品を適当に理由くっつけて、はめこんでいっているだけの気もする なぁ。 いやー、でもこれを考えている時は、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。 “本を読む”ことが偉い、というわけでは全然ないし (今回のは特に「即役に立つ、実用的なもの」ではないですし) 他に夢中になってやることがあったり、またボーッとする時間が必要だ、ということもあるでしょう。 まぁ、そんなに堅いことではなくて、 「こんなに楽しいこともありますよ」というだけなんです。 普段の人間関係がある程度穏やかでないと出来ないですし、 充分、余計なおっせかいになってしまっているとは思いますけど。 これで気に入ってくれて、読んでくれればとってもうれしいのですが。 さて、どうなりますことやら。結果は、いづれまた書きます。 今回推薦した本。 感想があるものはこちらです。【B】、【D】、【E】、【G】、【H】。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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