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福内鬼外(月日が往く)

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2004年11月22日
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カテゴリ:友と
私は八方美人であるが、ただ臆病なだけかもしれない。

一時期、親兄弟よりも過ごした時間が長かった部活の仲間。
出会ってからもう10年が経つ。(そりゃー、30にもなるよなぁー。私はもうちょい先だけど)
今も付き合いは続いているが、しだいに集まるメンバーは固定されてくる。
そして、一人欠け、二人欠け・・・。
仕事が忙しかったり、結婚したりすると、時間の調整もつかなくなる。
環境が変わったことにより、付き合う人の変化もあるだろう。こればかりは仕方がない。
わかってはいるけど、ちょっとサビシイ。

【Y】とは、急に疎遠になってしまった。仲間から離れていった。
「そのうち、3歳ぐらいの子供が写った年賀状が、突然来たりして」
というネタになるほど。(結婚の噂話すら全く聞いていないが)

仲間内で、私のことを下の名で呼ぶのはYだけだ。仲がよかった。
が、今はどこに住んでいるのかもわからなくなっていた・・・

しかし、ようやく連絡がとれた!といっても直接ではない。
「大阪にいるらしい」という噂が流れていたので、
関西へ旅行の予定があった【T】がダメモトでかけた電話に反応があった。
もう関東に戻ってきているとのこと。
相変わらず、皆とは距離を置きたいようで、「他の人には言わんでくれ」と。
「でもmaoには教えていい」ということで、かろうじて、まだ繋がっているようだ。
何はともあれ良かった。

そしてもう一人。【J】である。
かなり昔にこの日記でも書いたことがある → 『散散』

この日記でここまで言っておきながら、連絡をとっていなかった私。
そう、血も涙も情も金もない男なのである。
掃除中に導かれるようにして一つのメモを見つけた私は、
まだ生きているかどうかわからないアドレスにメールしてみた。
(実は、アドレス、電話番号を紛失していたのだ!  威張るな)

「もし届いたら返事くれ。そしたら小躍りします」と。


【J】は部を途中で辞めているのだが、【Y】はかなり【J】を慕っている。
【T】を加えて4人で飲むことが出来ればいいのだが・・・・果たして?


さて、ここまででも十分に長いのだが、まだ続いてしまうのだ・・・


回想モーーード! いざ、中学時代へ。


中3の頃、それまで一番仲の良かった【A】と些細なことで喧嘩をした。
ちょっとした事件があった。
私は“同級生を売った”と【A】を非難したが、
【A】は逆に、私が【A】を売ったとみなしたのだと思う。
それ以来、お互いに口をきくことは一切なかった。

同じクラスに【A】の幼馴染【Bくん】が居た。
一番背が高くて、いい体格をしていた。しかし、性格はとても穏やか。
皆とワイワイ騒ぐタイプではなく、いつも本を読んでいた。
だからといって、澄ました感じでも、浮いているわけでもない。
心底、本が好きなんだろうなぁ、とわかる。
自分から話かけるとことはほとんどないが、やはり【A】と居る時はちょっと違った。

3年の修学旅行にて。
私は同じ部屋の【Bくん】が読んでいた本が、『三国志』 吉川英治 だと知った。
「よし、これでBくんと話が出来るぞ」と、キッカケをみつけて私は嬉しくなった。
そこまではよく覚えている。



修学旅行から帰った数日後。
【Bくん】 が自殺した。
学級委員だった私は、弔辞を読んだ。


卒業して皆が別々の高校へ。
Bくんの一周忌に皆が集まった。


Bくんの家から自宅へ帰って来て、私はふと気がついた。

【A】と全く、話をしていない。

Bくんが亡くなったとき(塾でいじめられていたらしい)、私は何をしていたのか?
数日前まで一緒にいたのに(修学旅行で同じ部屋だったのに)、何も気づくことが出来なかった。
そんな責任を感じているフリをしながら、
学校で一番キツかった部活の朝練の最中、一人、部室で照れたように弔辞の文章を考えた。
式の時、どんなトーンで読めばいいのだろう?と比較的冷静に考えている自分が居た。

だが。
だが、【A】のことは全く考えなかった。
幼馴染を、自分の大切な親友を、
何も言わずに逝ってしまったBくんを失った【A】のことを、考えていなかった。
言葉一つかけることも出来なかった。

あー、俺は友達を無くしていたのだな。
と、この時、初めて思った。
(ただ単に、私の人間性の問題なのかもしれないが)


そしたら、なんだか寂しくなっちまって。

あまり喧嘩をしたくないのだよ。
甘ったるいかもしれないが、皆で仲良くしたいのだよ。
敵をつくりたくない。(また、違う要素も絡んでくるが)
出来るなら。

元友はもういらない。


うーん、やはりアホかなぁ。そんなこといったって仕方ないよなぁ。
そりゃ、出会って別れるのが当たり前だ。
別にたいして仲がよくない人がどうなったってかまわないんだけど (おい!)

だから、とりあえず、【Y】と【J】よ! 久しぶりに飲むぞ!

飲もうよ。

はぁーあ。

タイトル。
あまり使いたい言葉ではないが、回文(語)だから使用するとしよう。
(結局、そっち優先かい!)





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最終更新日  2004年12月07日 22時24分27秒
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