平安時代の陰陽師、安倍晴明。
この名前をみなさん、どういう風に読んでます?
「あべのせいめい」・・・これがみなさんに一番浸透している呼び名でしょうね。
晴明は「はれあきら」とか「はるあきら」という読み方もあるのです。
平安の時代に名前を「音読み」するのは、僧侶に限られていたという記述もあるようです。
でしたら、晴明サマは僧侶ではないので、「はるあきら」と読まれていた可能性も大ですネ。
晴明を題材にした小説や漫画には「はるあきら」と呼んでいるものも多々あります。
でも、「晴明」を「清明」と表記している文献もあるんですよ。
そうすると、「はるあきら」には読めませんよね。「きよあきら」? 可笑しいですね~。笑っちゃいます。(;^□^)
遣唐使の吉備真備(きびのまきび)が持ち帰ったとされる、「ほき内伝金烏玉兎集(ほきないでんきんうぎょくとしゅう)」。
後世(室町時代)になると、この書の中に晴明サマも登場するようなのですが、そこでは「清明」と記されているようです。
様々な晴明伝説を書いた文献に、「晴明」「清明」の2パターンがあるという事は、古(いにしえ)の頃から晴明サマは「せいめい」と呼ばれていたのではないか・・・と、過日購入した『図説 安倍晴明と陰陽道』の本に載っておりました。
つきうさ的には「せいめい」様とお呼びするのに、何ら抵抗は御座いません。
でもね、「はるあきら」様とも、お呼びしたいのです。
現代の私達の呼び名は、「訓読み」する事も多いですよね。
例えば・・・そうですねぇ。「薫子」
「かおるこ」って読みますね、普通。。。
「くんこ」とは読みませんね、多分。。。
少しでも今の晴明サマに逢いたくて、「はるあきら」様とお呼びするのもイイかも知れません。
さあ、貴女&貴方はどちらの呼び名が、お気に入り♪になりました?