『小 傘(こがらかさ)』
僧 野村萬斎
田舎者 野村万之介
新発意 月崎晴夫
立 衆 深田博治
〃 竹山悠樹
〃 高野和憲
尼 石田幸雄
後見 野村良乍
<あらすじ>
田舎者が村に草堂を建立したのだが、堂守がいないので街道に出て探していると、
僧と新発意(しんぼち)が歩いて来たのですぐに連れて帰る。
しかし、この二人、実は博奕で食い詰めた主従であった。
法事が始まると、僧は賭場で聞き覚えた傘の小歌をお経のように唱えて参詣人達をごまかし、
皆が法悦に浸っている内に新発意に施物を盗ませようとするのだが、なかなか要領を得ない。
そうこうしているうちに念仏は高揚していき…
(パンフレットより抜粋)
いよっ!待ってました♪ 萬斎さん☆彡
はぁはぁはぁ。。既にテンションUP↑なワタクシめ。。
揚幕から僧姿の萬斎さんと新発意の月崎さんが登場すると、またしても大きな拍手が。。
さっきの「二人大名」より、自信に満ち満ちた拍手ですな。。( ̄∀ ̄;)
アタクシはそんな事より、約1年ぶりのナマ萬斎さんを目で追うのに必死でございました。。
うっふん(〃∇〃) 相変わらず素敵ですこと~。
舞台上で正面にお顔を向けられた時に、まるでズームを効かせたように萬斎さんの瞬きまで見えたぞよ。
これを「萬斎ズーム」と言う。(ウソウソ。勝手に命名してるだけです。。)
光学50倍。デジタルだと100倍にはなろうか(光学とデジタルの意味も分かってないのに。。)と言う、2階席からの煩悩メガネの萬斎ズーム。
博奕で「ばらりさんと(すっからかん)」になってしまった者が僧に化けて、人々から金や物を無心しようと企みます。
その時に「今日も通る小傘 明日も通り候 これみ咲いたよ あれみ咲いたよ」の流行小唄をお経風に謡って市井の僧に化けようってんで、新発意にお手本を見せる偽僧の萬斎さん。
色恋歌がお経に見事に変化! うんうん。確かにお経っぽいわ。
(いい声ね~。(_≧∀≦)ノ彡)と心の中で叫ぶ♪
で、「お前、やってみろ」と新発意に振るのですが、新発意はゴクゴク普通に歌を詠むのです。
その時の僧@萬斎さんのリアクション。
ひっく~い声で 「・・・おいっ!」
新発意@月崎さん 「Σ(゚∀゚;)エッ!」
吉本新喜劇で言えば
「アホか!お前は!普通に謡うてどうすんねん!何のために俺が見本見せたと思てんねん!」
って所でしょうか(⌒-⌒;)
もう一度、極意を伝授された新発意と「さあ、これで僧らしく見えるだろう。カモでも探すか」っていうんで、街道に繰り出す二人。
萬斎さんが舞台の端に座るのですが、上衣の薄衣の裾をハラリとまくった時には、鼻血(* ̄m ̄)が出そうでした(イタイファンですな。。)
そこに、最近、庵を建てた村の人が法要してくれる僧を探しにやってきました。
そして僧と新発意を見つけて「どうか、村に来て法要してちょ」と頼みます。
供物やお布施がもらえると思った二人は「いいっすよ~」と二つ返事。
「だけど、経本を持ってないよ」(僧)
「大丈夫、ちゃんと庵に置いてありますよ」と村の人が言えば、
僧@萬斎さん「Σ(゚∀゚;)エッ! それは苦々しい事だ!」と言ってしまい、村人に不信感を抱かせてしまう。
だけども、上手い事言って取り繕います。口八丁手八丁な僧ですな。
草庵に着いて、参詣人が数人やって来ました。
うほほ。最後には尼姿の石田さんがいますね。 腰を曲げてエッチラオッチラ歩いてる。
その姿からホノボノとした雰囲気が伝わって来ます。。
と、ここでアタクシはタイムアップ!щ(゚ロ゚щ) オーマイガーッ!!
ここからが見どころであり、クライマックスだというのにナンテコッタイ!
「萬斎さん、さようなら。また逢う日まで(By 尾崎キヨヒコ)」
後ろ髪を引かれる思いで、会場を後にしたのですぅ~。
あぁ、最後まで見たかった。
ってか、久々の萬斎さんとの逢瀬もたったの15分。
ちぃ。。 どこでもドアが欲しい。。
今度は最後まで見るぞ!
何とも、ちゅうーと半端なレポでゴメンなさい~。