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2007/03/15
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作家:故、吉行淳之介さん
作家:吉行エイスケ(当時17歳) 美容師:吉行あぐり(当時16歳) の長男さん。
     sr

3月15日号の「サライ」に淳之介さんの特集が組まれてました。
正直言って、淳之介さんの小説を読んだ事がない。。
どんな人だったのかも全然知らない。
でも、芥川賞受賞作家という認識はあったし、お名前だけは存じてました。

フト、目についたこの雑誌。
今、スカパーで「あぐり」を放送しているのも手伝って、エイスケさん(野村萬斎さん)関連には目がないって状態でして。。

この機会に、エイスケさんの息子の淳のぅちゃん(ドラマの中でそう呼ばれていた)を知ろう!って事で購入しました♪

男と女をテーマにした、独特の執筆の作品を数多く残した作家・吉行淳之介。
気遣いの人、含羞の人などともいわれた彼は、繊細だが弱くはなく、人や物事に距離を置きながらも醒めてはいなかった。
執筆の傍ら、飲み、打ち、遊ぶことに精をだして、「鬢座」と「女性」と「病気」に生涯愛された。
そんな作家が好んだ味や逸品などを紹介しつつ、ダンディズム溢れる、最後の紳士の全貌を探る。


↑こんな冒頭の紹介があって始まる淳のぅちゃんの特集。
読めば読むほど、彼を知る人の話を聞けば聞くほど、淳之介さんがエイスケの血を受け継いでるのが如実にわかりました。

若いときの写真も豊富に載っていて、とても男前な淳のぅちゃんがそこに居るし、博奕好きで、女の扱いも嫌味がなく、酒をこよなく愛した淳のぅちゃんが一杯詰まってる。

飲む。打つ。遊ぶ。。
エイスケそのままだ。
   

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でも、エイスケほど、破天荒ではないし、まさにダンディな男だった。

エイスケが存命の時はその存在を疎ましく思っていたようで、エイスケが若くして死んでから小説をむさぼるように読んだ淳のぅちゃん。
小さい時から病気が付きまとい、体が弱かった淳のぅちゃん。

今回、文士仲間のお宅から淳之介さんの処女作の原稿が見つかったという事で、サライに原文と現代語訳が載っていました。

淳のぅちゃんの字。
若い子が書く「丸文字」っぽい。
エイスケさんが文士仲間に送ったハガキの字も丸い。(サライに載ってました)

そういえば、ドラマ「あぐり」でエイスケの書いた離婚届や「アンダグリッパ」の原稿の字も丸かった。
あれは、淳之介さんがドラマ用に書いたものだったのかな?

エイスケの血を引く淳のぅちゃんは、エイスケの分まで書を残し、ダンディズムを貫いた人だった。

もっと早く、吉行淳之介という人に出会いたかったというのが私の感想です。
わずか、34歳でこの世を去ったエイスケの短命な部分も受け継いでしまった感が無きにしも非ず。
1994年に70歳でこの世を去りました。

下の妹の吉行理恵さんも病気で66歳で亡くなってるし、淳のぅちゃんと理恵さんはエイスケの要らない血を受け継いだなって思いました。

が!あぐりさんは健在! 御歳99歳~~~~!
その長寿の血は、吉行和子(71才)さんへと引き継いでいかれるのでしょう。

吉行淳之介。。
彼の小説が読みたい、今日この頃です…






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最終更新日  2007/03/15 11:42:45 PM
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