[ドイツでのお話]の記事一覧 | 女もつらいよ　～南国編～

実録・ジャージ男の恋

気分がいいので今日も調子に乗って日記を更新しま～す今、ワールドカップで賑わっているドイツにいた時のお話です。サッカー関連でここのブログに来ちゃった人達、ごめんなさいね。サッカーとは何の関係もございません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それは私達がドイツに転勤になった時の出来事。私達家族は基地の外に住んでいたのですが、その家はかなり急な坂の上に建っていました。ぱっと見ると一軒家なのですが、実は各階１世帯ずつのアパートで大家さんもそれぞれ違う人。１階の人の玄関は独立していて、２階と３階の人は１階の玄関とは全く反対側に玄関がついていて、共同の入り口を使っていました。私達は２階に住んでいたので、３階に住む人とはよく顔をあわせていました。玄関が別の１階の人とはあまり会う機会はありませんでした。私達が引っ越した時には、１階にドイツ人夫婦が住んでいましたが、子供が生まれ家を建てるということで、半年後引っ越して行きました。その後に引っ越してきたのが４０代くらいの白人のアメリカ人男性。たまに見かけるといつも一人なので　　　　　　「単身赴任？」なんて思ったりしていました。そんなアメリカ人男性を見かけると彼の服装はいつも上下揃ったジャージ。横に白い線が２，３本入っているんですが、あれは"adidas"かぁ～～？？？なにしろ色が”エンジ”だったものでそんなおしゃれ（？）なメーカーには見えないんだよね。『ジャージ』というより『トレパン』（懐かしい響き）という呼び名の方が合っているよそんなジャージを着ているその男の雰囲気は　　　「俺、人生になにも期待して無いから。。。。」というような、みょ～～～な諦めすら感じられる。そんな彼、寒くなると同色の（エンジ色ですよ）ニット帽までかぶっていたのだ！！　　　　　　「ぶっ！」初めてその姿を見た時、私はふいてしまったよ。『コーディネイト』というより『こーでねいと』（あえて”ひらがな”で）じゃ～ないですか！！この姿だけで十分お腹いっぱいの私に、彼はもっと違う姿を見せてくれたのです。なんと　　　　　同系の青のトレパン　同色のニット帽付きどうですか！このこだわり！！この姿を見た時は、ふき出すより、もうあっけにとられていました。でも彼への挨拶は忘れませんでしたよ。後日この話を友達にしたところ、かなり笑っておりました。それからしばらく、あまりそのジャージ男に会うことはありませんでした。でもある日　　　　「 Hello！」と一人の男に声をかけられ、見ると　　　『あら、どちらさん？』というようなスーツ姿のこざっぱりしたダンディな眼鏡をかけた白人男性が。。。。　　　　『あっれ～～？もしかしてジャージおとこぉぉ？？』正に別人です大変身ですどうしちゃったの、どうしちゃったのよぉぉ～～～～？？？その日から『トレパン』を着ている彼を見る日は全くなくなり、彼を見かける時はいつも『スーツ姿』ネクタイも明るい柄だったよ、うん。不思議に思い、トレパン姿を見たことのある友達にそのことを報告した。　　　　「見たい、見たい！変身した姿を見たい！！」と興味深々。そりゃそうだよ。そんな彼女の夢（？）も簡単に叶ったの。彼女が家に遊びに来たとき、ジャージ男専用の駐車場に車を止めていた。それでジャージ男が車をどかして欲しいと家を訪ねて来たのだ。　　「すみません、今すぐどかします。」と謝りながら、彼女の目はジャージ男に釘付けよ。「今の下の人だよね。変わった。本当に変わったよ。別人じゃないの」本当に大変身なのよ。テレビでやってる「メイクオーバー」、日本で言ったらワイドショー番組でやってる「夫改造計画」を彼は自力でやってのけたのよ。どうですか？？？しかし、何がきっかけなのかはわからぬまま。。。。でした。しかしある日、ジャージ男が家から荷物を運んでいるのに出くわした私。　　　「引越しするんですか？」と聞くと　　　「うん。彼女と一緒に住むんだ」　　　恋かあんたをここまで変えたのは恋なのかぁそうだよねぇ～　”恋”しかないよね～。でも、どんな人？あの人生終わってそうなこのトレパン君を変えた人って、どんな人なの？秋になり、私達の住む村でお祭りがあった。家とジャージ男の変身ぶりを見た友達一家と一緒に出かけた。祭りを楽しんでいる最中、友達がすごい剣幕で　　「りえこんさん！今あっちでジャージ男が彼女らしき人と一緒に歩いていたよ！！　　　女の人は黒人だったんだよ！」「なぬぅぅ？？ちょっと私見てくる！！」友達も「急いで！今見たばかりだから、あっちにいるよ～！」と言っている。私はベビーカーを押しながら、人ごみを掻き分けキョロキョロしながらジャージ男を探した。探しても、探しても彼はいない。。。。　　　　「もう、だめかも。。。。」諦めかけている時、ばったりロバちゃんに会った。「今そこで下に住んでる人に会ったよ。黒人の彼女とデート中だった。」　　　「なにぃぃ？？」ロバちゃんそっちのけで、また私のジャージ男の捜索が始まる。　　　『あのジャージ男を変えた偉大な女性って、どんな人なのよぉぉ～～～』あまりにも野次馬根性丸出しの私に天罰でも下ったか、二人を見つけることはできなかった。そして彼女を見ることがないまま、ジャージ男は引っ越して行ってしまった。。。。ジャージ男を見て「変わろうと思えば人っていつでも、何歳からでも変われるんだな」と思った。「恋の力」とは本当にすごいものなんだな。　　　　世の中の中高年のみなさま（綾小路きみまろか？）　　　　　　　　これからですよ！　　　　ジャージなんか着ている場合じゃ～ないんです！！　　　ところで何歳から中高年なんだろう？　　わたくし、びみょ～な年頃なのですごく気になるわ

ポーリッシュディシュに魅せられて・画像満載

ヨーロッパの食器と言えば「ロイヤルコペンハーゲン」「ウエッジ・ウッド」や「マイセン」など薄くて高価な食器しか知らなかった私。大体食器というものに、なんの興味もこだわりも無かった私がドイツではまってしまったのが、日本ではほとんど馴染みの無い「ポーリッシュディッシュ」厚くて重みがあり、カントリー風の食器や小物です。本場ポーランドまで過酷な（？）買出しツアーまで参加して入手した品々を是非紹介させてくださ～い実は写真を縮小するのが上手くなってきたもんで、調子にのってるだけですまずは小さめのティーポット（紅茶２杯分ぐらい）↓はティーカップ＆マグカップです。確かどれもこれもポーランドで買えば日本円にして約２００～３００円の品々でございま～す！大きめのボール。サラダなど入れるのにいいですね～。そして↓は飾り皿。裏には壁にかけられるように引っ掛けるところがあります。ミニチュアのティーセットやなべなどです。ほかちいさな置物など。めちゃくちゃかわいいですまだまだいろいろありますが、今日はこのぐらいで。後日また紹介していきま～す。

発見！いい男！！

「ブラザー★ビート」の最終回を録画できぬまま日本を離れてしまった私に、友達がDVDを貸してくれた。なんていい人なのださっそく見た。相変わらず玉鉄も、もこみちもいい男だしかし、もこみちを見ているうちに「なんか、どこかで見たことあるような.....?」　　　　　　　　そう、もこみち似の男を過去に見たことがあったのよんそれは私がまだドイツに住んでいた時のこと。私達は基地の外に住んでいて、基地の中に行く時はゲートでIDチェックを必ずされていた。そのもこみち似のGOOD LOOKING GUY（叶姉妹風に）はゲートでIDチェックをしていたのでした。これだけ生きてると、大体いい男といわれる人々を見尽くしているから、ちょっとやそっとのいい男には動じなくなってきている（ホントかよ？）なのに、なのに...である。その青年は正に私のストライクゾーンかなり背が高く、頭は小さく、八頭身通り越して九頭身かぁ？？というくらい。見た目もさわやかで、もこみち風だったのよ白人でもなければ黒人でもない。なんだかどこの国の出身なのかよく分からない。ラテン系のような、東南アジア系でもあるようなそのイケメン君。訳も無くそこのゲートを行ったり来たりしたいくらいであったある日の夕方、またその青年がゲートでIDチェックをしていた。　　　　大当たり～～と思いゲートに近づくにつれ、やけに彼がまぶしく見える。「いい男とはこんなにも輝いて見えるものなのね」と思い近づいて行ったら、なんてことは無い。彼の後ろに夕日があたっているだけであった一度ロバちゃんが運転している時にその青年にあったことがある。IDチェック後に「今の人すごくハンサムなんだよね～」と言ったところ「はぁ、誰がぁぁ？」と言いつつ、運転しているにもかかわらず思いっきり後ろを振り返っていた。それから間もなくして私は次男を出産して、しばらくベースに行かなかった。なんとその後、彼を見かけることはなくなってしまった。きっと何処かへ転勤してしまったのかもしれない日本人の友達と集っている時に、ゲートで立っている人達の話題になった。いろいろおもしろい人がいるらしい。Aさん　「なんかバカボンに似ている人が立ってる時があるんだよ。」Bさん　「あっ、知ってる、知ってる。確かにバカボンに似てるよね。」Cさん　「たぶん私も見たことあると思う。アジア人だよね。」ふ～ん、バカボンに似てる人もいるのかぁ。ある日またロバちゃんの運転でベースへ行った。ゲートでいつも通りIDチェック。その日は日系ぽい人であった。そのあとロバちゃんが「あれ、今の君のお気に入りの彼なんじゃなかったっけ？」　　　　　　　　はぁぁ？「何言ってんのよ、あんたぁ！　あんたにはあの人がハンサムに見えてるわけ？　私が好きなのは九頭身なの！　あの人はどう見ても三頭身ぐらいでしょ!！　同じアジア系だからってさぁ、....んっ？アジア？........　も、もしかして.....噂のバカボン君？」どうもそれっぽかった,確かに似てたものみなで集っている時に他の人の話題もあって、おもしろかったのがAさん　「この前ゲートに立ってる人に『WELCOME TO ×××BASE!』って言われて　　　　びっくりしちゃったよ。」Bさん　「私も言われたことある！黒人の男のひとだよねぇ。」えらく張り切っているいる人もいるもんだ、と思って聞いていたらAさんが　　　　「WELCOMEって言われてもね、そこに住んでるっちゅーの！」と一言。私はふき出してしまったよ