運転免許更新時の話
免許更新の為にハワイへ行った私は、早速Dillingham blvd沿いにある運転免許センターらしき所へ(名前忘れた)。なにしろ前に来たのは7年前である。なんとな~く憶えているものの、はっきりは解らない。住所を知っていたので「行ったらなんとかなるか」と考え、レンタカーで一人そこへ向かう。しかしその辺りに行ってもそれらしい建物はなく、その住所を通り過ぎてしまいUターンしてまたトライ、というのを2回ほど繰り返した。通りすがりの人に聞こうかと思ったけど、そこはKalihi、ちょっと恐い。その前に人すら歩いていなかったけどね。。。「こりゃもう、わからん」と思い川沿いにあった銀行の駐車場に車を止め、人が来るのを待つ。ラッキーなことに、隣の車の人が戻ってきた。聞いてみた所「それはこの道路渡ってすぐ、そのガソリンスタンドの後ろの建物だよ。ほら、見えるだろ。」といわれた。ホントだ。ガソリンスタンドに隠れているけど確かにあの建物だ!」おじさんにお礼を言い、道路を横切りその建物の中へ。。。もう、ワクワクして仕方なかったね。なんたって私の趣味は「人間ウォッチング」こうゆう所は時間がかかるし、人も沢山来るのでウォッチングし甲斐がある用紙に必要事項を記入し早速並ぶ。やはりかなり長い列ができていました。視力の検査以外なにをするんだっけ?と思い、手続きをしてる人たちを見ている。手続きのカウンターに視力を測定する双眼鏡のようなものがついている。視力を計った後、そこを覗いたまま何か他の質問をされ、見えた、見えないなど言っている。「なんだ、ありゃ?」と思っていると、一人のおじさんが「何も見えないんですけど?」と言っている。カウンターの人が「頭を少し後ろの方にずらすと見えますよ。ほら、光った?見えた?」と数回聞く。その度におじさんは「見えた」と答えているのだが、なんだかホントかいな?という感じ。「この紙をあっちのカウンターに出して写真撮ってください」とおじさんはめでたくパスした模様。もうすぐ私の番と思っていると、強烈な人を発見日本で公園に子供を連れて行く時お母さんがかぶっているような帽子をそのおじいさんはかぶっていた。推定年齢70歳代。歩いてる姿をみてると、年齢的に運転してもいいの?と思うくらいすごくゆっくり。差別している訳ではないのですが、以前赤信号なのに堂々と左折していたおじいさんを目撃したのでちょっと恐いのよ。しかしこのおじいさんも無事パスしていた。ごめん、外見だけで判断して。「2年後にまた更新しにきてください。」といわれてたけど何歳になったら2年ごとになるんだろう?私の番になり視力検査も無事パスした。「見える、見えない」は視界の広さをチェックする検査らしく、脇の方で光るひかりが見えるか?という質問であった。次の段階の写真撮り。カウンターに合格の用紙を出して自分の番を待つ。ここは、列を作って待つ必要はないらしく、好きな所で立って待っている。さっきよりは待ってる人も少ない。私の前にさっきのおじいさんが立っていた。カウンターの人が「ミスター○○。ミスター○○。」と呼んでいる。誰も動こうとしない。「ミスター○○!ミスター○○!」さっきより大きい声で名前を呼ぶけど、やはり誰も動かない。すると「Sir,Are you Mr.○○?」とおじいさんを見て言い出した。するとおじいさんは突然振り返り私に 「ほら、あんた呼ばれてるんじゃないのかね?」と言ってきたではないか! あ、あたしですか~~?「Sir」と言っているにも関わらずこの「あたし」ですかい?もしや、じいさんにはあたしが男に見えるんですかい?すると隣のカウンターより私の名前が呼ばれた。「は~い」とそっちへ。そこで写真を撮る。ちらりと横を見るとあのじいさんが写真を撮っているではないかい。やっぱじいさんのこと呼んでたんじゃんかじいさん2年間運転して本当にいいのかい?とっても心配です、私。無事免許更新を終え、ハワイ在住のよっちゃんへこの話をする。よっちゃんも「私が行った時なんかさ~。。。」と教えてくれた話は。。。やはりその写真撮りのカウンターで「イチロー スズキ。イチロー スズキ。」という名前が呼ばれたそうです。「いきなり待ってる人たちザワザワしてさ”まさかね~”と思ってたけど、みんなちょっと期待して待ってたら、よぼよぼのじーさん出てきたよ。”やっぱりね~”なんて思ったけど。」やっぱりあそこはおもしろい場所だわ。みごと期待を裏切らない(って何の期待だい)次の更新も絶対行かなくっちゃ!!