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テーマ:DVD映画鑑賞(14194)
カテゴリ:映画の話。
ちゃんと観たのでちゃんとレビューします。
結論から言うと、設定自体は悪くないと思うんだが、ストーリーの運びが精神分裂気味。 だいたい柴崎コウの使い方が中途半端なんだよ。 最初と中盤に非常に思わせぶりなカット(どちらも2,3分程度)入れといて、結局最後歌うだけの至極脇役。 象徴的に使いたかったんだろうが、その割には存在感にまったく重みを感じないので、中途半端極まりない存在。これなら思わせぶりなカットはない方がいいんじゃないの? そしたら「偶然にもあの人も黄泉がえりだったらしい」で済んだし、むしろ締まったんじゃないのかね。 正直、この映画のバランス崩してる最大の原因だと思う。 どうせなら、こいつが何かしたせいで黄泉がえり現象が起きるようになった、くらい関わってくればよかったのに。あんなに思わせぶりなカット入れるんならね。 それから、起きることが唐突。 一番「は?」って思ったのが竹内結子が突然女のところに半狂乱で乗り込んで行って「シュンスケは!? いるんでしょう!?」とか始めたこと。 今までまったく出てこなかったうえにそんなニオイも漂わせなかった存在にそんなこと言われてもね、観てる人は置いてきぼりになるだけなんですけど。 しかも、結局草薙くんの役、清水章吾の役、寺門ジモンの役、なんの仕事をしてる人なのかわかんなかった・・・。 ところで原作との比較をしているサイトを見ました。 確かに映画的にはこの変更は正しいな、と思うところはけっこうある(が、原作のままの方がよかったんじゃないのと思うところもけっこうある)んだけど、やっぱり柴崎コウはいらなかった。 まあ、最初の30分の印象よりはマシ。でも前半ダルイのは間違いない。 ファンタジーに徹しきれず変なところばっかり気になってしまう中途半端な作り。 ライヴ中にケータイで話するわ、人押しのけて行ったり来たりするわ、しばき倒されなかったのが不思議な竹内結子。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 16, 2006 03:16:29 PM
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