対案路線中心主義からの転換
それにしてもブログを書くのは久しぶりです最近はTwitterばかりで、書くにはある意味簡単なのですが。短い文章だと突っ込んだ話が書けないし、と言って長文を書くには時間が必要だし。私はブロガーで生業にしている訳では有りませんので、それで食べて行ければ毎日せっせと書くのでしょう。この間書くネタは沢山有ったのですから。 日本は過去の成功体験やかつて他の国が成功した政策に終始している事で政策転換が出来ずに先進国と言われる国のランキングで下がる一方です、格差が激しい韓国にもこのまま行けば抜かれるでしょう。戦後を主導した自民党のハト派や戦後保守主義が政策転換の失敗や腐敗で没落しました、また野党も戦後革新派の社会党が没落して新党が結成された事でハト派などの改革派が自民党から離脱したことで従来の力関係が壊れたのでした。 そこで自民党内部で戦前回帰派や超アメリカ追随主義が主導権を握り誤った発想でも大声で言うことで正論に成ってしまったのです、一方野党側は伝統的な発想とそれらと相容れない発想が同居する様に成ったのです。戦後革新を批判して作られた松下政経塾出身者や自民党からの離脱者の中には政権の継続を主張し政権交代が起きても多くが変わらない状態と成ったのが93年の政権交代でした、選挙制度改革を行った後に迷走が始まり社会党が離脱してその後自社さ政権が誕生したのです。 その後社会党が分裂して民主党が結成されましたが98年の参議院選挙で勝った事で当時大問題と成っていた金融機関の破綻処理や救済での法案で民主党案を事実上法案化した事で野党は対案路線主義を松下出身者とその周辺が主張する様に成ったのです、松下出身者の前原氏が代表に就任後対案路線を取りましたが人気絶大の小泉政権下で人気が低迷し追い込まれたのでした。そこにフリーの記者が持ち込んだと言うネタで反撃しようとしたところが偽の話だったのです、それが永田ニセメール事件です。昔から野党は爆弾質問をしてきましたが焦った党幹部は裏取りもせずに質問したことで辞任に追い込まれたのです。 前原氏は民主党政権崩壊後の民進党でも代表に成りましたが再び対案路線を行いましたが全く支持が上がらずに小池旋風に乗ろうとして希望の党合流を行いましたがリベラル排除に動いた事で選挙前に大失速して急遽結成した立憲に負けたのでした、その後野党統一という事で立憲に合流の処がリベラル路線と相容れない勢力が国民に居残りました。 昨年の選挙で立憲が勝って入れば情勢は変わって居たかもしれませんが負けた事で国民から合流組の泉氏が代表に成った事で三度対案路線と成ったのです、私は対案路線を全て否定する訳では有りません。政権交代を目指さなかった社会党の反省から対案路線と言うものが有るのですが、政権交代が出来たとしても政権運営能力や政策立案能力が無ければ政権運営は出来ないのです。現に民主党政権は鳩山総理辞任後反小沢大連合で管政権が誕生したのですが運営能力が無く崩壊して行ったのでした、組織運営に未熟な松下系の方が政権の主要メンバーだった事に拠り金融国会で官僚と論議して成立させたと言う成功例で政権運営をしたことで改革しなければならないことが出来ずに終わったのです。当人達は論議して満足したのですが、官僚の中には改革派も居るでしょうがそうではない方も居るのです。そんな方と論議して意見の一致などしても改革には成りません。 そこをある意味突かれたのが安倍自民党なのです、安倍氏も1回総理の座に付きましたが運営能力は低いです。しかし混乱する政権拠り長年に渡る与党自民党は運営能力が有ると言って選挙で圧勝したのでした、圧勝したことで強引な政権運営をしたり安倍氏の応援団は戦前回帰保守とアメリカ超追随主義の方なのでそれに基づく主張がまるで改革だと言う事に成ったのです。 今世界的に偏った政権はある意味追い詰められて居ます、アメリカはトラウプ大統領の再選が有りませんでしたしEUから離脱すればイギリスは良く成る路線のジョンソン政権は低迷しています離脱で混乱すれば当然です。 日本は立憲が対案路線と言うことで適切に国会等で追求しなくては行けないのに出来ずに居ます、バカ保守の機関紙産経新聞までが批判するほどです。また今までは応援団と言う事で政権批判的なs記事を全く出さない読売が現状の経済政策に疑問と言う記事を書きました、まあそうなったのも安倍政権の政策ですが。 偏った意見を大声で叫ぶ事で人気が出ると言う流れを止めないと日本は没落していきます、リベラル勢力は対案主義なら大幅な政策転換を主張しなければ行けないのです。それもない事が低迷する立憲なのです。泉代表には今そんな事を感じられる様な行動は全く有りません、まだ誕生したばかりだからと言えばでしょうが。結局野党は密着した地域活動をしてこなかった事で最大支援団体の連合に振り回されるのです、連合が改革派では無いことは明らかです。振り回されない党運営が出来るかそれとも新たな勢力が出て来るのでしょうかね、日本の組織団体は先細みしているので自らなのですが。