いっちゃんねる　日々つれづれ

朝は登校班で登校する。
でも、一姉妹が欠席すると２人きりになってしまう。
そうなった時、班長になるのは半身に障碍のあるＪくん。

彼の母親は付き添っていくことなく、毎日登校班での登校で、
周りの子よりも歩くのがゆっくりなために、他の班よりも
集合時間が５分早い。

女の子と、障碍児と、１年生と…弱小な登校班なのだ。

最近、一姉妹は家族に送ってもらうことが増え、
２人きりでの登校に不安を感じ、
別の近所の登校班に混ざって登校するようにお願いした。

でもＪ君のお母さんはそれを快く思っていない。

私がＪ君の母親なら、きっとそう思うだろう。
大丈夫、自分の身は自分で守れる、きっとそう思うだろう。

でも、班長となり、小さい子を連れて、責任のある仕事を任せる…
いつ、どこで、だれが、だれと、何をしたか…
的を得ての回答は難しいと思われ、
時に迫られると泣き出したり、不安になったりする

私のしたことがおせっかいだったかと思うけれど
我が子を守るために必要なことだと、分かってもらいたい。


障碍児の親として、障碍は違えど、
コミュニケーションに不足があるいっちゃんねるを育てていて漠然と思う。

この子を普通小学校に入れて大丈夫なのだろうか…

そして思い出すのが、神戸の連続児童殺傷事件…


弱者が狙われる…

子どもたちを守るのに、自分で出来ることからしたい。
そして今日も、いっちゃんねるの療育を早めに切り上げて
小学校まで歩いて迎えに行く。
いっちゃんねるとおさんぽを兼ねて…。

スクールガードだけに任せてばかりいられない。
雪の降る山からの、吹きさらしの田んぼ道に
薄っぺらの揃いの蛍光ウインドブレーカーにキャップ
子どもたちの安全のために立っているスクールガード。

子どもたちを守ってくれてありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです。