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テーマ:障害児と生きる日常(4432)
カテゴリ:いっちゃんねる
特別支援学校(ろう学校)の早期教育相談室にて
前回、宿題をだされたいっちゃんねる。 12種類の花カードがあって、咲く季節と名前を答える。 「え~!知らないの?」と言う先生の言葉に…ガッカリ。 年中さんで12種類も花の名前を知っている子どもがいるんだろうか。 幼稚部の年中さんは叩き込まれているんだろうか… だいたい、花なんて、季節にしか咲かないものだし、 桜と梅と桃の違いをどう教えろって言うの… カードを白黒コピーしたものをもらって、次回またやることになっていますが…カード見たって覚えないよ…っていうか、私にやる気(やらせる気)がないもん。チューリップ、たんぽぽ、すみれ、さくら、は知っていた。それで充分とは思わないけれど、カードで教え込んでいくことなのか?もっと他に教えなきゃいけないこと、山ほどあるって言うのに…。 いっちゃんねる、なんとも忠実に先生との約束を守ろうと努力中。全部覚えたら『花火』買って欲しい、と自分でアメを決めている…。交換条件はできるだけつけたくない。今までも出来るだけそうしてきた。でも今回は彼のたっての希望…それなら頑張れ…折り紙でアサガオを折ってみたり、散歩して他所のお宅の庭に咲くバラを眺めたり…でも分からないものは分からないでいいと思うよ。 同じものをお兄ちゃんにやらせてみた。ヒヤシンスとコスモスが答えられなかった。(さすがにこれはまずいか…?)が、年中児では、教えた側の自己満足程度にしかならないだろう… きっと今日も…保育園から帰ってきたら、彼独自のお勉強が始まるだろう…色紙をそれらしく切って台紙に張って花の名前を書く。彼はどんだけ頑張り屋なんだろう…真っ直ぐで、それを疑いもしない。頭がさがる。 【追記】 先日、こんなことがあった。保育園で散歩に出かけ、草花を摘んだらしい。「それは種だよ」と誰かに教えられた「花の種」を大切にズボンのポケットに入れていた。私はそれを知らなかった。 「このズボンは洗っちゃダメ」と言うので、何か理由があるんだろうと思い、分かった、洗わない、ととりあえず言っておいた。後で分かったのだけど、ポケットに「タネ」が入っていて、これか~と納得。なぜ種を出さなかったのか聞いてみた。「ポケットからお花が咲いたらきれいだな~と思って」といういっちゃんねる。思わず吹き出してしまった。 普段クールなだけに、こんなにこどもらしいいっちゃんねるに…カンパイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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