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カテゴリ:絵本・本
ブログのお仲間が伊坂幸太郎さんの本が面白い!
と紹介されていて「重力ピエロ」を読んでみました。 (あらすじ・内容)新潮社より 兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。 家族には、過去に辛い出来事があった。 その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。 連続放火と、火事を予見するような謎の グラフィティアートの出現。 そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。 謎解きに乗り出した兄が遂に直面する・・・ 春の生い立ちの重さと連続放火の事件 がストーリーに終始、暗さ?重厚感を与えています。 かと思うと春と兄の泉水の雑学がいっぱいの会話が 何とも心地よくて、和んでしまいました。 そして平凡のようでいて、その一言に重みのある 父親の存在がきらっと光っていました。 泉水が勤めるDNA関連の会社の話も興味深かったです。 放火魔の犯人探しは暗号を解くような はらはら感。この世界にどっぷり引き込まれて読破。 春の描く絵の数々、想像しただけで血が駆け巡るような 生命力みたいな物を感じました。 この作品は今度映画化されるので、ポイントとなる絵が どんなテイストで表現され登場するのか今から楽しみです。 あまりに嵌ってしまったので、次のお勧め作品を れいんぼーママさんに聞いて「チルドレン」を海で読みました。 5つの短編から構成されていますが、時間軸を前後して 共通の登場人物が出てくるので、1つの話として楽しめます。 「重力ピエロ」よりもサスペンス要素がない分、 ヒューマン色が強くてさらっと読めました。 破天荒な家裁調査官の陣内と、盲目で穏やかな永瀬の キャラクターが対局にあるのが面白いです。 陣内はどうしても(年は違うけど)陣内孝則さんを イメージしながら読んでしまいました。 特に印象に残った作品は・・3つもあげちゃった <バンク> 銀行強盗に巻き込まれる3人の話。陣内と永瀬の出会い。 冷静沈着にその場の状況を理解して 犯人像を推測する永瀬が印象的。 <チルドレン> 家裁に面接に来た少年と父親の不思議な関係。 ラストにニヤリ。 <チルドレン2> 陣内がみんなをライブに誘う話。 これは私が好きな人情ものな感じでほろり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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