遠藤でぇ～す､タイコ叩きまぁ～す２

いやいや前回は酔っ払いってしまい、寝てしまいましたので、続きましてホークバイのスネア､その２です

でねでね、もともと今日買うつもりが無いモンで所持金もあんまし無い、でもほしいとなると今ほしい、さてさてどーするか、でおもむろにまた叩きだす

ﾁカーン、ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞカーン！

いやぁ～マジでいい、もうどうにも止まらない
「よし、買うぞ、オヤジちょっと待ってろ」
と向かうは自分の車、私ね常時車にドラムセット積んでるのね、で、スネアも３台ほどあったのでその中の２台を持ち出してね
「オヤジ査定してくれ」
「は？」
「は、じゃねぇ～よ下取りだよ、下取り、ほら百万つけろや」
「いやいやちょっと待ってくださいよ」
「ほれ早く、いくらじゃい！」
「え～とコッチがコレで、コッチはなんだぁ～？」
オヤジがあーでもなこーでも無いって間のみ私はパンパンポークパイを叩きまくる、チューニングも変えまくりローからハイまで叩きまくる、もうこの時点で自分のモノと思ってる

正直ナニがいいのかといいますとね、イロイロとスネア沢山ありますが、それにそれぞれ個性あふれる音しますが、このポークパイはね、一発目に叩いたときに

「あ、スネアの音だ!!!」

って思ったンですよ、すごく普通なんです、いまどきこんな普通の音めちゃめちゃ新鮮なんです、よく知ってる人に言わせますと

古き良き時代のラディックの音

だそーです、あたしゃ～そんな時代は知りませんからサッパシ理解できませんがね、そんなコトをおっしゃる方もいますね、

「遠藤さん、２台でこの金額でいきましょ」
「なぬ？いくら？」

オヤジが意味も無く電卓をパチパチさせながら査定額を出しました、もういくらか忘れましたが思ったより高い金額が付きましたね、１台は昔々のパールのブラススネアもう１台はバンドのメンバーからもらったスネアで、たしかヤマハかな、ゴミなんで覚えてない、もうソノ時点ではＯＫなんですが、なんせ金が無い

「なによソレ？もうちょっと行くでしょ？」
本当はそれでもいいと思ってるけど、ちょっと言ってみる
「いやぁ～これが目いっぱいなんですよねぇ」(顔がホンキじゃない)
「あっそ、じゃーいいや、また今度ね」(コッチもホンキじゃない)
「いやいや、じゃーコレくらいで」(ちょっと真顔になったかも)
と電卓を見せる、で私はロクに金額も見ないで
「っちぇ、んじゃ～それで決めるか」(もうなんでもイイ)
「ありがとうございます」
「あとリングミュートはサビースね」(調子に乗る)
「え？それはちょっと､､､」(マジでイヤな顔になる)
「なんで？じゃ～スネアケースでいいよ」(完全ズに乗ってる)
「じゃー、ミュートサービスします」(半ベソになる)
「よし、決まり、残金いくら？」(金が無いのを思い出しビビッてる)

金額とかあと細かいコトはもう覚えていません、覚えてるのは札は１枚も無い状態になっちゃったのかなぁ～、とにかくポークパイを手に入れることで頭がいっぱいで、たしかその日は即スタジオ入ったよーなコトは思えていますね、スタジオ予約電話のあとにあせって銀行行ったもんなぁ～

私もう１台パールのスネア在りますが、ポークパイを購入してからはパールの出番はありません、リハで２回だけ、ま、メイプルピッコロのフリーフローティング（そんな名前だっけか？）ってコトもありますが､､､本番はポークパイのみ、それほどいい！