遠藤でぇ～す､タイコ叩きまぁ～す２

昨日は関東地方久しぶりに天気が回復しましたね、昼間暖かいので当然夜は


公園練習ぅぅぅ！


たしか９時ぐらいだったかな、公園到着、しばらく雨だの寒かったので久しぶりです、機材を出して私のステージ（単なる練習場所）に向かうと、
地面が桜の花びらでビッシリ、ピンク色になっていました、実際は土の色も入ってピンクとはいえないのでしょうが、
夜の街燈に浮かぶステージはまさしくピンク色に移っています


「うひょぉ～なんか恥ずかしいぞい」


いまさら恥ずかしいとはよく言えたモンです、しかし、外でタイコを叩くことには抵抗が無いのですが、
背景とか見た目でピンク系が混じるのはちょっと恥ずかしい


「ありゃなんかイイ匂いもするぞぉ～？」


何の木だかわかりませんが、ステージを囲んでる木に白い花が咲いています、そのまた回りを桜が囲んでいます、
そしてその中心のちょっとしたスペースが街燈に照らされ、しかも地面に落ちてる桜の花びらを反射して輝いています

その美しい場所に、スーツ姿でタイコ抱えて口には缶コーヒーをくわえた私が登場､､､


「おいおい、マジで恥ずかしいぞい、場所変えるか？」


でもまた場所を探すのも面倒なのでいつものようにセッティング、今日は遠くの方でバーカッションらしき音も聞こえます、
これからドンドン公園ミュージシャンが登場してくるでしょーね、一段落したらご挨拶にでも行くか、

場違いな環境にも関らす、しばらく叩いていますと、、、と言うか普通は公園到着したらすぐに気づくと思うのですが、
多分私は下等動物なんでしょう、３０分ぐらい叩いてから気が付きました、


「な、な、なんだか､､､､寒い」


そーなんですよ、昼間暖かかったクセに夜寒いのね、まだまだ寒い、めちゃめちゃ寒い、おいおい普通楽器出すときに気付くだろ！
そーいやパーカッションの音も無くなってるな、あいつも寒さにメゲたんだろう、


「じゃ、あとちょっと叩いたら帰ろうっと」


解っています、自分でも解ってるんです、コノあとちょっと、コレが長いんですよ私、寒いからあとちょっとで帰ろうと決断してから
結局２時間叩きましたね、もう血統書付きのアホですわい、

決して強くは無いのですが、風も吹いています、その風に乗って桜の花びらが私に向かって飛んできます、
スネアの上にもヒラヒラと乗って、また風で飛んで行きます、
暗闇と街燈の灯りと境目とでも言うのでしょうか、そこから現れ一瞬キラっと光ります、
月は三日月で星は一つ二つ白い花が付いた枝の向こう側に見えます、光る花びらが舞っています、
呼吸をするたびにいい香りを含んだ空気が体の中に入り込み血液を洗浄してくれます、
なんだか宇宙を感じます、

「コラぁ～なに感動してるんじゃ～、オレのキャラに合わんだろ！」

我に返りました、危ないところでした、あとちょっと体が浮いてしまうところでした、ここはヨガ道場じゃない！
天国からエルビンやトニーか来たらどーするんじゃ！ま、仮に降りてきても日本語話さなきゃブッ飛ばすけどね、

とにかく昨日は寒かったので日付が変わる寸前で帰りました、
しかしねぇ～花見じゃねぇ～んだからよ、出来ない事を練習しよーぜ