遠藤でぇ～す､タイコ叩きまぁ～す２

学生バンドのリハーサルを聞き感激しております、もう上手いとかヘタとかの問題ではありません、とにかく

この一瞬で燃え尽きてしまいそーな

演奏なのです、それは充分に気が入っていて、なおかつ自分自身の経験等も入り混じり胸が張り裂けそうになります

かと言っても自分の出番まで時間が有り余り暇ヒマ状態は変わらず､､
久しぶりのこのホールあっちへフラフラこっちへチョロチョロと歩き回り暇を潰します、あ～こんな所に会議室があったんだぁ～とか、あれ？ここ図書館なの？とか､､､ほかＯＢ連中は年齢近い同士で固まり、顧問の先生は忙しくて相手などしてくれず、ビックバンドを組んでるＯＢは行方不明､､､

ったく早く始まらねぇ～かな､､､

などとブータレてタバコをプカプカしておりますと、よーやくウワサを聞きつけた同期の連中が客として姿を現し出します、

おおお、久しぶりジャン

てな、挨拶等々交わし、今までのウップンもあり無理矢理遊んでいただきます、

「オレがステージ上がったらイェ～イとか言えよな」
「あったりめぇ～よ」

「なんなら暴れよーかぁ」

なんとも頼もしい言葉です、そーです、

このノリを待っていたんです


ホールの中では現役高校生諸君が定期演奏会を始めています、私は３部構成の第３ステージの２曲目、始まってもまだまだ時間があります、演奏は相変わらず緊張しまくりの音が飛び交い、マトモに聞いてるとまた胸が張り裂けソーになってしまうので外で同期連中とくだらない話をダベッています、

はいはい、そろそろ本当に出番がやってまいりました、舞台袖で待機しておりましたが、相変わらずステージが固いので、やはりココはいっちょ

ブチ噛まさないとイカン！


他の人に一切なにも言わずに舞台袖から客席へと向かいます、それでもステージは進み、司会者が

「次の曲はシング･シング･シングです、ドラムは４期生の遠藤でぇ～す」
と紹介してくれました､､､がしかし､､､､

本人がいない！

舞台袖がワサワサしてるのが客席でもわかります
「あれ？先輩がいない！」
「どーするどーする？」
アタフタしてるのが解ります、そこで私がいきなり

客席から登場します

「どぉも～遠藤でぇ～す」てな感じでね、そして間髪いれずに客席から

「うぉ～エンドォォォ」とか
「イェェェィ！！！！！」とか

もう打ち合わせバッチリ状態です、事情を知らない客にウケまくりです

「サンキュ～♪」

って手を上げます、まだ曲が始まっていなにのにサンキュは無ぇ～だろ!!と思いましたが、まぁ～そのヘンもノリですわい、
現役高校生諸君にもウケています、スタッフはちょっとムッしてます、顧問の先生は余裕で構えています、たぶんこの方には行動を読まれていたんでしょう、

ま、そんなノリでドラムソロもバリバリこなし、最後にスティックを高々と投げてキャッチ、もうウケまくりです、とても高校生の定期演奏会の雰囲気はありません、イッキに世界を変えてやりました、楽しいステージに変わっております

しかし、そこまでしなくてもねぇ～

そのときの写真はココにあります、

でも待機時間の長いステージってマジで疲れます