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nanayさんの「仕事があるって幸せ!」で思い出しました
整体の仕事し始めの頃、中国人・台湾人ばかりがいる店で働いた事があります。オーナーは台湾人。 台湾人がオーナーなのに、日本人の方が優遇されていました。日本人は固定給があり、プラス歩合給。中国人・台湾人は固定給がないのに開店準備から閉店(9:00~翌4:00)まで拘束時間19時間。 しかし皆は私にやっかむことなく、いつもニコニコしていました。日本で仕事にありつけるのは一部の裕福な留学生。仕事があるだけで幸せなんです。店で自炊して、貧乏なのに私に「食え食え」という。ハオツゥ!(旨い)と言うと更にどんどん食えという。 うちに泊まりに来た時、うちの嫁さんが上着をハンガーにかけたら、えらく嬉しかったらしく、翌日から「日本人の女性が俺の上着をハンガーにかけてくれた!」と仲間に自慢する(笑)しまいにはお客さんにも自慢する(苦笑) 私は皆が好きでした。 そんな店がオーナーの不祥事により閉店に 「なんでもやるから仕事を紹介してくれないか。中国の両親にお金を送らないといけない」と。 なんでもやると言うなら、仕事はあるだろうと思い、肉体労働系の求人に片っ端から連絡した。しかし中国人と聞くと断られる。 中国関係の仕事でも、一年待ちは当たり前。しかも富裕層の留学生が優先 尊敬していた造園業の社長さんに手土産を持って行って挨拶に行った。 以前から人が足りないと言っていたのだ。 始めニコニコしていたが、中国人を雇って欲しいと言うとガラっと顔つきが変わった。日本人の6割の日給でいいと言っても駄目だった。 そのうち皆と連絡が取れなくなった。携帯代が払えないのだろう。闇の世界にいってしまったのかとも心配した。 一人は台湾に帰るといい、成田まで車で送った。どうやって飛行機代を工面したのかは聞けなかった。フライトまで時間があるから食事をご馳走させてくれという。勿論断ったが「さんざん世話になったのに、ご馳走させないなんて、おさむはひどい事を言う」と怒る。 どんなに金がなくても男のプライドは傷つけてはいけない。ナポリタンを頼んだ。ハオツゥと言うとニコニコして、もっと食えとほとんど手をつけていない自分のグラタンを差し出す。 何もできなかった自分が悔しく、食べながら涙が出てきた 世界人口の9割は貧困層です。日本は勿論富裕層の1割。 私の夢は、貧困層に教育と労働を提供できる人になりたい。 教育があれば労働が生まれます。労働があれば、とどまることを知らない世界人口増加を抑えることができる お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.04.10 13:29:27
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