かわいい亀の死
中国勤務時代から飼い始めた我が家のクサガメ(♀)が今日、次男の部屋で人知れず短い9年の生涯を閉じた。死因は餓死。2週間ほど前に新しいエサに変えた時から亀は食べるのを拒否していたようで、偶然にも同時に産卵を開始した。大きな卵を都合8個も産んだが、新しい命は育まれてはいなかった。1週間前に与えた水草は喜んで食べていたが、それ以来エサは与えられていなかった。普通以上に栄養を摂らねばならなかった母胎にとって、この栄養遮断は致命的だった。今日の午後水槽の中で暴れていた物音ををかみさんが聞いていたが、恐らくそれが最後の悲鳴だったのだろう。「食べ物をください!」って。夜には水槽の隅で固まっていた。取り返しの付かない過ちを犯してしまった。我が家にとって大事な子どもでもあったのに、何としたことか!世話をしていたのが誰であろうと、今さら責任を問うのはやめて、家族全員でカメの冥福を祈り、せめてもの償いに代えようと思う。明日カメの葬儀、3日間喪に服すことにしよう。南無阿弥陀仏・・・手渡しでエサを食べる在りし日のカメ(涙)