|
カテゴリ:船
子供のころ、港で釣りをしていると、出港していく船が水をジャバジャバ海に流しながら通り過ぎて行くのが不思議でした。
良く見てみると、船の前から横からいろんなところから水が出ています。 「あの水はいったいなんなんだろう?」いつも思っていました。 大人になって船の学校に行って、そのナゾは解けたのですが、同じように不思議に思っている人は結構いるんじゃないかと思います。 船が流している水は何種類かあります。 ・船が出港するときに船の前の方から流している水 ![]() 出港するときに錨を揚げると、錨の鎖に海底の泥が付着して揚がってきます。泥のついたまま鎖を船にあげてしまうと、泥が固まって次に錨を下ろすときに錨が下りなくなります。 そこで船の前の方にある鎖の通り道に海水をドバドバ流して泥を洗い流してやるわけです。 つまり錨の鎖を洗っている水です。 船には海水の配管があってポンプでくみ上げた海水を船内各地で使えるようになってます。 ・船の横の方から流している水 船のエンジンは海水で冷やしています。エンジンを冷やし終わった水は船の横の方から捨てます。 つまり冷却海水の廃水です。 小さいボートの船外機でも水がエンジンからピューと出てますが、これも同じ冷却水の廃水です。 ・その他 一般家庭と同じく台所や風呂の水なんかも横から流れてます。 という具合に何かしら意味があってドバドバ流しているわけです。 船では真水は貴重です。ドバドバ水流しているイメージはありますが、大半が海水です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.03.09 20:35:47
|