|
テーマ:生き物との出会い(510)
カテゴリ:カビ育成日記
カビ育成日記⑥
これは腐海か? 下からモザイクをはずします。 経過観察4日目 午後 左・野菜ジュース 中・緑茶 右・コーラ 野菜ジュース かなり大きく育ってきました。 種類がきになり調べてみましたが、クラドスポリウムではないかと。 俗に言う、黒かびみたいです。 成長は一般的な速さである。コウジカビやアオカビとは異なり、菌糸自体が深緑に着色しているので、胞子を形成する前からコロニーははっきりとした色が着いている。 胞子形成を始めるのはアオカビほどではないが速く、コロニー形成から数日中には始まる。分生子柄は培地上の菌糸から出て直立し、その先端から分生子を作る。柄が分枝を出す場合もある。 分生子形成型は出芽型。分生子柄の先端の細胞の一カ所、または複数箇所から出芽するようにして分生子が形成される。新たな分生子は古い分生子の先端に出芽する。これを繰り返せば、根元に古い分生子があり、先へ行くほど新しいものとなる分生子の鎖を生じる。一つの分生子から二カ所で出芽する場合もあるので、この鎖は枝分かれする。 この状態でシャーレを直接顕微鏡下において観察すれば、全体としては分生子柄の先端から、分枝した分生子の鎖が展開し、サンゴか何かのような姿となり、なかなか美しい。ただし、分生子はわずかの刺激でも互いに外れてバラバラになる。プレパラートでその姿を観察するのは至難の業である。大抵は作成途中で胞子がバラバラになり、無惨な瓦礫の山のような(胞子が乱雑に積み重なった)風景が見えるのが落ちである。普通は風に吹かれて分生子が散布される運びとなるのであろう。 分生子はやや不定形で大きさも不揃いではあるが、おおよそ楕円形っぽい。単細胞のものもあるが、中に隔壁を持った二細胞のものがまじる。色はオリーブ色がかった深緑色である。濡れた状態では黒っぽく見えることもある。そのため往々にしてクロカビなどとも呼ばれる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年09月19日 22時32分02秒
コメント(0) | コメントを書く |