３日目。
この日も前日とおなじような天気でした。
朝あんなに晴れても、雨が降るのが山なんだよな、と思った次第。

Paul Steelを見たかったので、今年はドラゴンドラ断念。
上にも行きたかったよなぁ・・。

フジにくる前は、３日目が一番わたし的に「わくわくしない」感じの
ラインアップだなぁ、なんて思っていたのですが、
結局一番ワクワク感あふれる、いいライブが沢山体験できた日だったように
思いました。なにが出てくるかわからない、常に想像を覆してくれる
楽しさがフジにはあるんだよなぁ、ってのを改めて思いました。

■Paul Steel＠レッド
　前日、パンフレット見て何みようか予習してたら、赤尾美香さんが書いた
　Paul Steelの紹介文を読んで、かなり惹かれるものがあり、見てみようと決意。
　わりと早めに着いたら、SEがハイラマズ。
　このあたりから、ワクワク感が高まってきていて、
　ライブを見てみたら、いや～、どツボです。ストライクゾーンど真ん中。
　去年同じ場所で見たロジャーマニングを思い出しました。
　真ん中でキーボードプレイしながら歌うっていうのも似ているし。
　ポールはなんというかロジャーの音にちょっとばかり逞しさをいれたような
　そんな感じ。
　まだまだ若そうで、これからどんな名曲を生み出してくれるのか、すごい楽しみ。
　
■Soil & "Pimp"　Sessions＠グリーン
　ポールの岩盤スクエアでのミニライブ＆サイン会まで若干時間があったので、
　１５分くらいグリーンでライブ鑑賞。
　踊れる音でした。楽しかった。

■Paul Steel＠Ganban Square
　アコースティックライブ。ポールがキーボード、ギターの女の人、
　コーラス女性２名とドラムの人がコーラスで確か２曲ほどプレイ。
　コーラスワークがアコースティックになるとビビッドに伝わるので
　これが結構涙もの。
　さらに、最後にはポール一人の弾き語りで、な、なんと、ビーチボーイズの
　サーフズアップをプレイだよん。「サーフズアップやります」と
　先に言われたときには、「あんた、ひとりの弾き語りで、どうやるんだよ～」
　思わず心の中で突っ込みをいれてしまいましたが、ちょっと苦しげにも
　ファルセットボイスを駆使したり、後半の多重コーラス部分は、
　キーボードのアレンジでなんとか演奏終了。
　この曲をセレクトしたこと、そしていろいろ工夫しながらも演奏しきったこと、
　もうこれだけでさらにノックアウト状態のわたし・・。
　これからがっつりついていきますよ、ポールさん。
　サイン会参加も考えましたが、荷物を増やしたくなかったのと、
　Wombatsも見たかったので、サイン会前にレッドに移動。

■The Wombats＠レッド
　ということで最初の１５分くらいは見れなかったのですが、
　わたしが踊りやすい、という意味でとてもダンサブルな音をだしているバンド。
　かなり好きかも～。ライブがとても楽しかった。
　垂れ幕を持ってたりした人がいたけど、人気あるんだねぇ。
　っていうか、これからどんどん人気でてもいいよね～と思わせてくれるバンド
　でした。

※ご飯：まいたけのピタサンド＠オアシス
　
　なんか、そんなにお腹すいてないな、ってことでけんちん汁を食べようと
　思ったのですが、あまりに暑くて、ピタサンドに変更。
　うーん、まずくはないですが、別にピタサンドにしなくても、と思った。
　具がソーセージ１本とまいたけのバターいためだけなので、やや単調。

■The Pigeon Detectives＠レッド
　ザ・ロックバンド、って感じでした。
　女子に人気出そうな。

この間、用ができて一度宿に帰る。レッドから宿往復約１時間。よく歩いた。
疲れた・・。

■MIKA@グリーン
　toe＠ホワイトと最後まで迷ったけど、「迷ったら外国バンドの法則」
　（これから見れる可能性が少ないということで）にのっとって、MIKAを見ることに。
　（ホワイト遠くて、いくのもしんどかったし・・）そしたら、MIKAを待って
　いるあいだに、ホワイトからのtoeの音が聞こえてくるんですよ。
　それがめ～～～～っちゃ気持ち良さそうで、ほんとにグリーン選んでよかったのか
　と最後まで悶々状態（苦笑）。
　でも、グリーンでよかったです。素晴らしいエンタテイメントショーの世界
　でしたぜ、MIKAのライブは。
　歌うまい。ファルセットがすごい。表現力もすごい。
　演出も楽しくて、風船は出てくるは、紙ふぶきは飛ぶはで、わーい、って感じ。
　リップスのライブのときの高揚感というか、お祭り感みたいなものが
　彼のライブにもありました。
　最後はパンダにくまに、ぬいぐるみ集団も登場。
　見てるものが自然とにこにこしてしまうような、そんなハッピーでマジカルな
　ライブでした。最高に楽しかった！

■The Shins＠ホワイト
　演奏のしっかりした、いいバンドでした。
　見てたときは楽しんで見てたし、よかったなぁ～と見ながら思ってた
　ことも覚えているんですが、最後に見たCYHSYの印象にオーバーラップ
　されてしまって、具体的な印象があまり思い出せない。うーん、不覚。
　最新作聞いてませんが、知ってる曲もいくつかありました。
　いい曲多いな、と感じました

■Jonathan Richman＠ヘブン
　シンズが終わってからなんで、１５分くらいかなぁ、見れたの。
　昨日の苗場食堂と同じく、ドラムの人とのジョナサンとの２人編成。
　ストーリーを語ってる、っていう感じの歌が、
　なんだか素直に入ってくる、そんな音でありました。
　あっという間に終わってしまいましたが、最後アンコールに何度も
　出てきてくれてましたよ～。
　いい人感あふれるライブでした。

　わたしが見てる前で見てた外人の人が、途中いろんな人に声かけられて
　いるので、誰かな、と思っていたら、Deerhoofの人みたいでした（IDを見た）
　演奏見てるときに声かけられているのにもかかわらず、愛想よく対応されていて
　なんだかとても感じのいい人だな、と思いましたよん。

■clammbon@ホワイト
　トイレ待ちを兼ねて見ましたが、す～～～～～っごい人でした。
　（入場規制かかってたかもね・・）
　そんでもって、久々に彼らのライブを見たのですが、
　ミトさんのルックスがわたしの記憶の中にある彼の姿と全然違ったので、
　最初誰だかわからんかったです・・　（笑）。
　でも、音はいつものクラムボンだった。すごく気持ちよくて、フリーな感じがあって
　森に囲まれた感じのホワイトステージにぴったりだった。
　
■J.A.M.＠ヘブン
　迷いに迷ったのですが、今年こそSakuragumiのピザを完食しようと、
　お腹を十二分にすかせてヘブンに突撃。でも、やはりその大きさを見て
　ちょっとびびりましたが（２年前は完食できなかったの）、
　今年こそはと思って思い切ってオーダー。
　ピザをオーダーして待ってるとき、および食べているときに丁度でてきたのが、　
　Drutti Columnのピンチヒッターの彼ら。名前はこれであってるかどうかは
　定かでないですが、Soil & Pimp Sessionのホーンセクションなしのチーム。
　ホーンなくても十二分にパワフルでダンサブルな音でした。

※ご飯：マルゲリータビアンカピザ＠ヘブン
　
　でかかったです。大きなピザが４等分にスライスされていたのですが、
　その一ピースにはほとんどチーズも具ものってなくて、もし誰かと
　シェアするとなると、けんかになりそうだな、というのがマイナスポイント（笑）。
　生地も具も美味しかったですが、やはりでかかったので、途中ちょっと飽きます。
　特に生地しかなかった部分は。でも、なんとか完食しましたよ！がんばりました。
　達成感、感じました（笑）。
　
■BATTLES＠ホワイト
　このバンドも全然知らないバンドだったのですが、パンフレットの案内文を
　見て面白そう、と思って見に行きました。
　いや～～～～～、凄かったです。ぶっ飛びました。
　数年前、全く予備知識なしで通りかかったホワイトステージで見たPrimusを
　見たときの衝撃に似たような感じをこのバンドにも感じました。
　基本的にはインストのバンドなんだけど、複雑な音をあくまでメンバー4人で
　ライブで見せる、っていうことがすごいと思った。多分、それぞれのメンバー、
　めちゃすご腕のミュージシャンなんだろうなぁ。
　出てくる音もライブでやってるとは思えないほどの、完成度の高い音で、
　それを体験しているオーディエンスは音だけで、高揚感感じてしまう、
　そんな感じ。すごい人たちだな、と思ったし、またこのライブぜひ体験したい、
　と強く思いました。
　で、後で単独来日がすぐあるらしい、ということを知りましたが、
　チケットソールドアウト・・みんなよく知っているんですねぇ。
　こんなバンドにめぐり合えるのもフジの醍醐味です。

■Clap Your Hands Say Yeah＠レッド
　彼らがデビューしたとき、ＣＤ屋さんではわりと大きくフューチャーされてたんで
　１－２回試聴したんだけど、そのときはあんまりひっかからなかったんで、
　ＣＤゲットして聞く、までいってなかったんだよね。
　なんで、ライブもボアダムスよりはこっちかなぁ・・くらいの気持ちでの参加。
　しか～し、ライブが非常によかったんですよ！！　とてもわたしの好み。
　確かにボーカルはへなへななんだけど、その後ろの音がいい意味での
　カオス感みたいなのがあって、そんでもってもちろんポップエッセンスは
　十二分にあるから、そりゃわたしがひきつけられないわけないでしょ、って
　感じで。それで、しばらく聞いてたら、そのへなへなボーカルとバックの
　深い音の絡みが、なんとなく快感になってくる。いや～、マジックですなぁ。
　ぜひちゃんとＣＤゲットして聞かなきゃ、って思いました。
　今度来日するときはぜひ行きます。彼らのライブの世界感は
　かなりわたしのツボでしたもん。
　今年のフジ、彼らで終われて、なんだかハッピー。　
　

※ご飯：まいたけけんちん汁＠オアシス
　
　小腹がすいたので、昼間暑さのため断念したけんちん汁を食しました。
　３００円のわりには具沢山で、美味しかったよ。
　個人的にはもう少し薄味のほうが好きかもだけど。
　でも、今日まいたけばっかり食べてる、ということに気づいた。あはは。
　ま、ヘルシーでいいかぁ・・。

★The Chemical Brothers＠グリーン（オアシス）
　グリーンで１０分くらい、あとオアシスのスクリーンで、
　飯食べながら２０分くらい見てました。
　すごく踊れる音ってのはよくわかりました。
　でも、この日あまりにも歩きすぎで脚ががくがく。
　踊れないわたしは、翌日早起きってこともあって、途中で退散。
　この日、３万歩くらいあるいた気分です。疲れたよん。

　今年は腰にはあんまり来なかった分、脚にきました。
　
　See You Next Yearの看板見ながら、来年こそは足腰鍛えて・・
　と思った次第です。

その他食べたもの
朝食：＠宿
　　　－和定食
　　　　鮭の塩焼き、生卵、のり、ハムサラダ、ご飯、味噌汁、漬物