昨日、
大学時代のことを日記に書いていたら、もうひとネタ思い出した。
大学時代、私が人生勉強をさせてもらった女友達のことだ。
彼女は田舎出身の女の子だった。
顔立ちはどことなく品があり、小柄で可憐な印象だった。
大学入学早々、別々の高校出身だった私たちは偶然仲良くなり、クラスは違っていたけれど、仲良くしていた。
が、彼女には困った癖がひとつあた。
それは
『虚言癖』
私は彼女の嘘にかなり付き合わされた。
例えば「××君が私につきまとうの。結婚してくれって迫るの」
・・・実際は××君は、彼女自身に直に頼まれて、レポートの手伝いをさせられているだけだった。
例えば「家に昔の婚約者が来て困るの」
・・・実際はそんな婚約者は存在していなかった。
例えば「△△君と□□君が私を争ってケンカをしているの」
・・・実際は△△君と□□君は、ケンカもしておらず、彼女とはただのクラスメートだった。
(汗)
彼女の嘘は男性関係が多かった。
それに簡単に嘘だとばれる内容が多かった。
どうしてこんなこと言うのかな?
最初は理由が分からなかった。
暫く付き合って分かったのは、彼女は空想の世界で生きていて、現実と空想の区別がごっちゃになっていた。
空想の世界では彼女はお姫様で、次々と王子様が現れて、彼女にプロポーズしているらしい。
彼女は召使達に守られて、真の王子様の出現を待っているらしい。
・・・・そう、
私は召使役をおおせつかったのだ。
そんな現状に気がついた私は、当然、面白くなく、彼女を避けるようになった。
たまたま彼女は運良く次の召使役を見つけたようで、私たちはすっきりと離れた。
今では彼女はどうしているのか、結婚したのかどうかも知らない。
同窓会名簿で調べれば分かるのだが、そんなことする気にもならない。
ただひとつ彼女に感謝していることは、反面教師となって、私に『人を見る目』を教えてくれたことだ。
私は、友人を選ぶことを知った。
今、私が誠実な人達に囲まれて日々を送れるのは、一部彼女のおかげだ。
ありがとう。