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カテゴリ:染屋の独り言
以前から、生糸の高騰はお伝えしていました。
中国のインフレや生産農家の減少で生産国である中国の言いなりになっています。 昨年末で既に高騰前の倍に。 その影響でじわじわと生地が高騰しています。 工房では昨年に仕入れた多めの生地が残っていたので、大きな影響は避けられていました。 それでも帯系統の普通に使う塩瀬や古代縮緬は既に高く仕入れています。 ところが、お陰様と言うべきですが、遊小紋等の注文が続いたので生地の在庫が可成り減ってきました。 新規に仕入れる丹後縮緬の生地は二千円以上値上がりしています。 面白い生地があったので実際にサンプルとして三反程仕入れました。 福袋の特別企画で在庫の生地を染め潰すと、一気に新しく仕入れた生地に変更する事になるかも知れません。 そうなると、遊小紋も価格の変更を余儀なくされる事になります。 価格の高騰は生地だけではありません。 仕事をする度に使う蒸しや湯伸しも石油価格の上昇に伴って値上がりしています。 一旦上がると石油価格が下落してもそのまま。 仕事量が減っているので値下げ出来ないのです。 遊小紋は現在48,000円。 多分四月位から最低50,000円前後に価格変更しそうです。 仕立て上がりなら現在の86,500円から90,000円位に。 そんな事もあってご注文はお早めに。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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