ぱちねこのWEBの仕事と趣味の日記

本日、12/18　有楽町の国際フォーラムにて業界初となる、
メーカーとホールとユーザー混合のフォーラムが開催されました。

パチンコ関連のイベントというと、パチンコ産業フェアが有名ですが、
今後このイベントも有名になると思われるものです。



*今回のブログ・くそ長いです。
偏った個人的意見も入っています。ご了承を。


サミーやSANKYO・平和などパチンコメーカーに加え、
ヤクルトやロッテ・P-WORLDと言った企業も参加していました。
報道関係では朝日新聞が来ていましたので、新聞やTVで
取り上げられるかもしれません。


パチンコ業界がかなりの加速で衰退している現在、
今一度この業界全体を見直し建て直しが出来るかが重要です。
このイベントでは、「遊べる」をテーマにし、再度見つめなおすものでした。


実際に来場者に、昔ながらのパチンコが遊べるように多く設置していました。
そして、最新の5号機であるハクション大魔王や美麗なども同時設置していました。
射幸性の低い「遊べる」ものを展示していました。ロースペックである昔の懐かしい台にパチスロ5号機は、低リスク低リターンですからね。つまり、遊べる台なんですね。


そして、業界によるＱ＆Ａ（質疑応答）がこのイベントのメインです。
ネタは手補給・手回収でおなじみのPOKKA吉田さんなどのライターさんも参加。
司会を篠原菊紀さんに佐々木敦子さんといったメンバーです。



ここからは、私の意見になりますが、やはりこのようなイベントが開催される背景には、
物凄く規制された5号機の登場やみなし機問題、ぱちんこ人口の低下にあるでしょう。
もちろん、不景気が長かった事もあるかもしれませんが、どんどん遊戯する人が減っているのが現実です。
ほんの僅か今年は増えたみたいですが、ウルトラセブンなどのぶっ壊れたスペックのぱちんこの規制緩和が原因であって、パチスロ人口は確実に減っています。


ホールによっては、5号機に絶望してパチスロコーナーをなくして、
パチンコのみに移行するところまで出てきている現状です。
ユーザーも「5号機はダメだ」って言う意見が多いですが、ホール側がこんな行動に出ているのは異常事態です。まあ･･･これはごく一部のホールの話で、多くのホールでは現状のままだと思いますが。



さて、Ｑ＆Ａでこのような意見がありました。
（実際の発言と違うかもしれませんが、ご了承を）

■普段パチンコには行っていない女性
「パチンコ行ったのは旅行先で家族と」
普段味わう事の出来ない非日常的空間であるパチンコ店での遊戯。たまたまビギナーズラックで勝ったといっていました。色々奢って終わりだったと。

確かにこのようなユーザーが一番業界にとって必要かと思われました。
非日常を求め、アミューズメントとして来店するお客さんを、ルールや遊び方をすぐに分かるように、そして遊びやすい体制を整える事が大事です。

■何年か前にパチンコをやめた男性
「タバコを止めると同時にパチンコを止めた」
タバコやら健康被害はとても大きな課題です。つまり環境が悪いと意見されました。激しくフラッシュする台など、白内障などの老人の方は遊べません。

他にも何人か意見を述べられましたが、多くが質問よりも要望でした。それだけ不満要素がたくさんあるんですよね。


みなし機問題も、ホールとしては触れて欲しくない話題だったと思いますが、最後の最後でユーザーから指摘されていました。「遊び」を論議しているのに、なぜ最後までみなし機問題を取り上げないのかと。


まったくその通り。

犯罪であるし、営業停止にまでなる罪なのに、全国で何十万台と設置してある現状。行政のやり方も疑問視されていますが、今回のみなし機撤去まで適当にしてきた業界のあり方が本当に疑問です。

みなし機については、本サイトにて簡単なコラムを書いています　ので、読んでみてくださいな。


まあ、時間がおしていましたし、色々と問題が山積みなので話題に出来なかったと解釈しておきます。


今回は、初めての業界全体のフォーラムと言う事で、みなさん大変有意義であったと言っておられました。それに、今後このようなフォーラムをまた開催すると言われていたのには嬉しかったです。ユーザーの意見が業界に通る事は、業界全体の適正化にも追い風を吹く事でしょう。



でもね、たった一つだけ不満がありました。
足りないんですよ、ある団体が来ていないんですよ。


そう、行政も呼んでください。警察来てください。
保安電子通信技術協会の方々、来てください。
そうじゃなきゃ、はっきり言って、何を論議しようと無駄になる恐れがあります。
（まあ、行政が参加するなんてないでしょうけどね）


とことん話し合えるといいですよね。
今後、よい方向に業界が向かっていく事を期待しています。