親こあらのレトロ館

2006/10/30(月)19:27

『木枯しの二人』 伊藤咲子

懐かしの昭和歌謡(472)

今日も昼間は暑いくらいのお天気でした。朝晩は冷え込んでいるのにこの落差は何でしょうね。今日は伊藤咲子さんの『木枯しの二人』を取り上げたいと思います。  注)今日の画像は写真素材[フォトライブラリー]様からお借りしたもので、著作権等は撮影された方にあります。無題転載などは固くお断り致します。 『もっと強く抱きしめてよ 奪われないように♪』 この歌は1974(昭和49)年12月1日 に発売されてたシングルで、B面が『赤ちゃんみたいな女の子』と言う歌で両面とも作詞が 阿久 悠さん、作曲が三木たかしさんによるものです。伊藤咲子さんは1958(昭和33)年4月2日がお誕生日ですからこの時16歳と言う事になりますね。 歌の内容は若すぎる恋だと周りから反対されてふたりで家出した時の事を女性側から歌ったもののようです。確かに16歳と言えば高校生位ですから仮に家を出たとしても現実問題アパートすら借りる事ができないでしょうね。年齢を誤魔化して住み込みで働く所があれば良いのでしょうが・・・ 『あのひとのマントに くるまってふるえる♪』 この歌で一番ひっかかるのが『上の歌詞の一部にある『あのひとのマント』です。マントで思い出すのは正義のヒーローか旧制高校の学生が着ていたものなのでしょうか・・作詞が阿久 悠さんですから、やはり、バンカラ大学生のマントなのでしょうかね・・この時代にそんな学生いたのでしょうか・・ 阿久悠さんの出身大学がバンカラな学風だったとしても、この1974(昭和49)年にマントをしている時点で時代遅れの気がしないでもないですが、当時はまだそんな学生沢山居られたのでしょうかね?阿久悠さんの学生時代の頃の時代背景なら理解出来ないこともないですが・・・その後の二人がどうなったか気になる所です。 『固く固く折れる程に その手で抱きしめて♪』 好いた惚れたと幾ら言っても、二人で暮らして行こうと思えばそれないの経済基盤が必要な訳で、現実を考えれば家を出ると言う行為は余り賢明とは思えないですが、そこが若さゆえの情熱のようなものがあるのかも知れないですね。伊藤咲子さんの『木枯しの二人』はこちらで少しだけ試聴が出来ます。  ---------------------------------------------------------------------------------------

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