影丸@雑記帳

2022/09/08(木)07:03

真昼の用心棒

マカロニウエスタン(133)

「真昼の用心棒」(1966)   Le colt cantarono la morte e fu tempo di massacro監督 ルチオ・フルチ 製作 フェルナンド・ディ・レオ、オレステ・コルテラツィ 脚本 フェルナンド・ディ・レオ 撮影 リカルド・パロッティーニ 音楽 ラッロ・ゴーリ、唄 セルジオ・エンドリゴ 出演 フランコ・ネロ、ジョージ・ヒルトン    ニーノ・カステルヌォーヴォ、ジョン・マクダグラス    リナ・フランケッティ       本編90分 総天然色 シネマスコープサイズ クリント・イーストウッド、ジュリアーノ・ジェンマと共にマカロニウエスタンの3大スターであるフランコ・ネロさんの代表作「真昼の用心棒」。  日本公開は1967年1月。同じ1月に「夕陽のガンマン」が公開されて、この1967年はマカロニ西部劇ブームの最高潮、絶頂期の年です。その年の幕開けである1月の公開ですが、私が見たのは1970年頃で、横安江町にあったテアトル会館で「続 荒野の用心棒」「復讐の用心棒」との3本立て上映でした。 1967年外国映画興行成績です。             金額は配給収入 1位「007は二度死ぬ」 6億7997万円 2位「グラン・プリ」 5億1751万 3位「プロフェッショナル」 4億6417万 4位「風と共に去りぬ」 3億1771万 5位「夕陽のガンマン」 3億1517万 6位「おしゃれ泥棒」 3億29万 7位「戦争と平和(完結篇)」 1億9000万 8位「続 荒野の七人」 1億8772万 9位「パリは燃えているか」 1億8683万 10位「続・黄金の七人 レインボー作戦」 1億8000万円「真昼の用心棒」はトップ10位には入ってないけれど、配収1億7623万円。もしかすると第11位かもしれない。  ちなみに、この年のマカロニウエスタンの配収は、 2月「さすらいの一匹狼」 8134万円 3月「帰って来たガンマン」 9700万円 4月「南から来た用心棒」 8000万円 5月「ガンマン無頼」 6200万円 7月「情無用のジャンゴ」 6300万円 8月「さすらいのガンマン」 8410万円、 となっています。 そんなわけで、40数年ぶりに「真昼の用心棒」をDVDで鑑賞。まったく内容を憶えていなかったので初めて見るようなものです。 河で砂金採取の仕事をしている主人公トム・コーベット(フランコ・ネロ)に故郷から「すぐ帰ってこい」という内容の手紙が届く。  故郷のララミータウンという町に帰ったトムは、町がスコットという男の暴力に支配されているのを知ります。  町の銀行や酒場もスコットの経営になっており、兄ジェフリー(ジョージ・ヒルトン)が跡を継いだ牧場もスコットの所有になっている。  兄ジェフリーは町外れの小屋で乳母と生活していて、アル中になって落ちぶれている。再会したトムだが、兄に事情を聞いても何も話してくれない。  町は実力者スコットとその息子ジュニアの完全な支配下にあり、トムは自分を呼び戻す手紙を書いたジェンキンスという男を捜すのですが。 長くなるので、明日につづく。

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