借金滞納時の注意点とやるべきこと その2
敵を知り、己を知れば、百戦危うからず敵(債権者)が、どのような手法を用いて我々債務者から取立てをするのか債権者がよく使う債権回収方法並びに、債務者を陥れようとする心理の一部をここに公開!これを知れば鬼に金棒!クレサラ会社やサービーサー・弁護士からの督促電話や督促状に悩まされる日々から開放される事間違いなし!1●<こまめに電話をかけて催促する>これは即効性ナンバーワン。 毎日電話すると、相手は「こいつはうっとおしいから、早く払って静かにさせよう」という気になる。 貸金業者を例にあげると、銀行やクレジット会社(楽天・イオンは除く)はあまり電話かけないが、消費者金融業界は、延滞者に毎日電話をかける。 延滞した翌日から、ほぼ毎日。毎日電話を受ける側はたまったものではない。消費者金融業者の狙いであり、銀行よりも高い回収率を上げている原動力になっているが、最近は、着信拒否や留守番電話に切り替える債務者が多くなってきた。2●<督促状を郵送する>文書だけだと効き目が弱いので、電話と平行してやるといい。3●<内容証明・電報>内容証明は普通の人にはそれなりに強いインパクトがあるので、効き目がある。しかし、実はこれ、法的な拘束力は(実質的に)何も無いに等しいので、踏み倒し常習犯にはあまり効き目がない(DM並みの扱いをされてしまう)。ちなみに内容証明1通出すのに、郵送料が1500円ぐらいかかるので、コストも馬鹿にならない。(配達証明なら400円ぐらいで済む。)電報は古典的な方法だが、古典的なだけに新鮮味があり、受けたほうはビックリする。なかなか効き目がある。レターパックを利用いる業者もいたが、効果は疑問。4●<訪問>こまめに訪問するのも良い方法。 但し、あまり長居しない様にした方がいい。というのは、営業妨害とか何とか言われて110番通報されてしまう事もある、もっと怖いのは、あまり長居しすぎたり頻繁に訪問しすぎると、世間話や身の上話を聞く羽目になり、債務者に情が移ってしまう。情が移ると、良いか悪いかは別にして、無理に回収しようとする気持ちが失せます、債権回収という目的を達成しずらくなる。5●<法的手続き - 裁判所の支払督促>これも、何も知らない人に対してはかなり効き目がある。なにしろ裁判所から 「被告○○は○○万円を支払え」 と通知が来るのだから、普通の人はまずビビる。 しかし、知っている人には怖くもなんともない。被告(債務者)が裁判所からの書類に同封されている答弁書の用紙に、「金が無いから月々○○円の分割返済による和解を求む」とでも書いて返信すれば、裁判所は原告(債権者)に 「被告は○○円の分割を望んでいるが、どうか?」と和解を強くすすめてくる。 そして小額分割で和解になってしまうケースが多数を占めている。あるいは、両者とも譲らない場合は、当然のごとく、裁判が長引きくので、判決が出るまでの間は、一円も回収できない。 時間が恐ろしくかかる。したがって、債権回収方法としては、脅しとしてはそれなりの効果があるが、即効性はない。6●<強制執行>強制執行は誰でも勝手に出来るものでない。動産差押えも、不動産差押えも、裁判所の執行官じゃないとできない。それも、公正証書や裁判の判決のとおりに支払わなかった場合のみ、債務名義という、強制執行許可書の様なものが出来上がって、やっと強制執行の資格が得られる。その後にも、長くて面倒な手続きが沢山ある。 予納金もかかる。相手が遠方に住んでいる人だったら、その地域の地方裁判所で手続きしなければいけない。しかも、そうして気の遠くなるような手続きをしても、差し押さえたものが換金性のあるものかどうかわからないし、預金や給与差押えにしても、実際に押さえてみないといくら取れるかわからない。 空振りで終わってしまう事もザラ。だから、これも回収不能の場合の最後の手段にしかならない。