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カテゴリ:カラダ
和食が、アレルギー対策や食文化教育で成果を上げている。
テーブルに着いた幼児一人ひとりに、保育士が湯気の立つみそ汁とご飯をよそう。おかずは、アジのごま風味焼きとキュウリの酢の物。飲み物は冷えた麦茶だ。新鮮なぬかを煎(い)ったふりかけをご飯にのせてもらうと、子供たちはせっせとスプーンを口に運んだ。 東京都三鷹市にある都認証保育所「みたか中央通り保育室」では、昼の給食は全面的に和食だ。おやつも、お菓子ではなく、おにぎりを与える。材料は、農家から直接購入した野菜や、旬の魚。ご飯は低農薬米を毎朝、精米している。 園児は0~2歳児で定員29人。中には牛乳や卵のアレルギーがある子もいるが、ほぼ毎日、ほかの子と同じ物を食べる。「和食なら、牛乳や卵はほとんど使わなくても、バランスの良い食事を作れますから」と久保田京子園長(57)が説明する。 4年前までは、市立保育園の献立表をもらい、同じメニューの給食を作っていた。料理の中の卵や牛乳にアレルギーのある子のため、別に調理をしたり、特別な食品を購入したりしていた。 卵と牛乳のアレルギーがある男児(1歳11か月)を預けている母親(36)が言う。 「おやつがクッキーやケーキだと、1人だけ食べられず、かわいそう。ほかの保育園の一時保育を利用した時、アレルギーのことを伝えておいても、卵が入ったものを食べてしまったことがあります。ここなら、そんな心配はありません」 給食を和食に替えて、毎月の食材費は1人あたり2000円ほどアップ、精米などの仕事も増えたが、保育料はそのままだ。久保田園長は「カロリーが低いせいか、食の細かった子も、たくさん食べるようになり、風邪で休む子が減りました」と満足そうだ。 福島県熱塩加納(あつしおかのう)村の村立熱塩小学校では昨春、昼の給食から牛乳が姿を消した。牛乳は、午後の授業の後、子供に与えている。 昼食と一緒に出していた時は、ご飯とみそ汁、牛乳のいずれかを残す子がいたが、別々に分けてからは、残りがほとんど出なくなった。子供たちが、給食の感想をつづるノートには、「おみそ汁がおいしかった」と書かれることが増えた。 みそ汁のみそは有機大豆だ。村が誇る有機栽培の「さゆり米」や自家配合飼料で育てられた豚、地鶏など、食材のほとんどを村内の農家から調達。農家が自家用に栽培した無農薬野菜を直接仕入れる。調味料の材料まで、自然塩や無農薬の野菜、穀類にこだわり、かす汁やズイキのおひたしなど、伝統料理を盛り込んだ純和食の献立に仕立てている。 栄養士の坂内幸子さん(50)は訴える。 「和食の献立に牛乳は合いません。ご飯とみそ汁という日本の食文化の基本を子供たちに教えたいのです。健康な体と味覚を育てるために、子供にこそ、最高のものを食べさせなくては」(飯田祐子) 米飯給食とアレルギー 文部科学省によると、2003年5月現在、週5回、米飯給食をしている学校は全国で1400校近くあるが、おかずを和食に限る所はまだ少数派だ。厚生労働省の研究班が02年に医療機関を通して行った調査では、食物アレルギー患者の79%が6歳以下で、2歳未満に限っても53.5%。原因食品は、卵、乳製品、小麦の順に多かった。 (2005年7月15日 読売新聞より) 昨日、近所で最近おお流行の大阪の回転寿司のチェーンができたと言うので早速行って来ました。子供達に大人気と言う店らしいが・・・なんと「ミートボール」、「からあげ」、「ハンバーグ」軍艦が大量に流れてくるではありませんか!!しかも!しかも!!!べっとりとぐっちゃりとケチャップやマヨネーズがてんこ盛り!!それを「おいしい」、「おいしい」とほうばる子供達を見ていて複雑な心境になりました。僕もハンバーグ・スパゲッティ・カレー大好き大人だけどもあんなに小さい時からケチャップべちゃべちゃを覚えさせる事はないのではないか?と思いました。まあうちの娘はたまごに、いくら、なっとうに茶碗蒸し・うどんと、なんとまあ~ヘルシー極まりないので安心しましたが・・・ケチャらー、マヨらーは大人になってからで良いんじゃないでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 15, 2005 12:55:14 PM
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