メキシカン・アメリカンな暮らし

2008/09/25(木)21:13

ジーンズの裾上げ

日々の暮らしで思ったこと・気づいたこと(12)

昔からジーンズ派ということもあり、今もずっと普段はジーンズを履いているのだが、アメリカに来てからというもの、ジーンズの裾上げは自分でするようになった。 アメリカで販売されているジーンズは、ウエストサイズのみならず、脚の長さ(レングス)のサイズもかなり豊富なので、自分のサイズさえ見つけることが出来れば裾上げをする必要もないのだが、私の場合はジーンズ専門店やデパートなどで買わず、off-price stores(オフプライス ストアズ:ブランド品の処分品や余剰品をメーカーから直接、または、店から大量に買い取り、その仕入れ品を通常価格よりも安い価格で販売する店。)やディスカウントショップ、または、アウトレットモールなどで購入するようにし、出来るだけ安価なものを買うようにしているので、自分のサイズが見つからないことの方が多いのである。 私が個人的に良く利用するのは、Ross(ロス)やT.J.Maxx(ティー・ジェイ・マックス)などのオフプライスストアなのだが、リーバイスやカルバン・クラインなどのブランドジーンズなどもかなりの安さで販売しているので、例えば、リーバイスのジーンズが12ドル~25ドルくらいで買えることだってあるのだ。 ただオフプライスストアの難点は、処分品または余剰品を仕入れていることもあり、現品限りの商品も少なくないので、例えお気に入りのデザインやスタイルが見つかったとしても必ずしもサイズが揃っているとは限らないのである。 特に、一般的に足が長いとされるアメリカ人に比べなくても明らかに短足な私にとっては(悲しいかな・・・。)、ウエスト部分が合っても足先まですっぽりとカバーするほどに長い丈のジーンズなんていうのも結構多く、、、。(ーー;) 丈の長さまで気にしているとなかなか買えないということもあり、ウエストサイズが合い、かつ、お尻と太ももがすんなり通るという条件さえ揃えば購入するようにしているといった具合だ。 残念ながら、特にオフプライスストアやディスカウントショップなどでは、日本でちょくちょく見かけるような「お買い上げのジーンズは無料で裾上げ」などの裾上げサービスはなく、これが私にとっては、アメリカでは「お買い上げの商品は無料ラッピング致します。」というサービスを提供しているお店を見つける方が難しいのと同じくらい衝撃的であった。 ちなみにアメリカでは、ジーンズ専門店やブランド専門店、またはデパートなどでは裾上げサービスもあるようだが(*有料か無料かは店にもよる)、特にオフプライスストアなどで購入する場合には、裾上げも自分でやるか、もしくは、alteration(衣服のお直しサービス)も取り扱っているドライクリーニング店やtailor shop(仕立て屋)などに頼むことになる。 ~ジーンズの裾上げの際のコツ~ コツと言う程ではないが、裁縫が得意な方ではない私が特に気をつけている点を以下に挙げてみたい。 1、裾上げをする前に予め洗濯をし、乾燥機で乾かした方が、裾上げ後の縮みを防げる。 2、ジーンズ専用の糸(Jeans thread)かトップステッチ用の糸(Topstitch thread)、または、厚手の室内装飾用の糸 (heavy upholstery thread)を使用し、糸の色はジーンズに使われている糸と同じ色か限りなく近い色を選ぶと良い。 また、ミシンの針はジーンズ用(*For Jeansなどと表記されている)のものを使った方が作業もしやすい。 3、丈の長さを決める時は、予め靴を履いて長さを計った方が良い。ちなみに私の場合は、ヒールが高めのサンダルにジーンズを履くことが多いので、ジーンズの丈の長さはヒールを履いた上で、ヒールとのバランスを考えて決めるようにしている。 4、運動靴などに合わせる場合は、丈の長さは外側のくるぶしの下くらいがいいとされているが、ジーンズを履いたまま座ったり、しゃがんだりしてみて、長さを決めた方がいい。 5、"hemming jeans"、 "hem jeans"、 "alter jeans"などの検索語を使って検索エンジンで調べると、ジーンズの裾上げの仕方が載っているサイトが見つかるので、その中から自分に合った方法を見つけるという手もある。 また、元の裾を保ったまま裾上げをする方法を見つけたい場合には、"original hem"という検索語を加えると見つけやすい。 ~ジーンズの裾上げを頼む場合~ ジーンズ専門店やブランド専門店、またはデパート(Macy's、Nordstromなど)やドライクリーニング店などに頼むと、元の裾を保ったまま裾上げしてくれるところもあるという利点もある。 元の裾を保ったままの裾上げを頼む際は、店内にある料金表などに「Jeans w/ original hem」、「Jeans (keep original hem)」、「Jeans hemmed, keeping original bottom of hem」などと書かれているので、そのように指定すると良い。 また、元の裾を保つことにはこだわらない場合は、料金表のhemsの項目にJeansと記載されているので、それを選ぶことになる。 裾上げを店に頼む際に気をつけたいことは、店員が注文用紙に注文事項を書き入れたり、該当する欄に丸で囲んだりすることがあるが、後で泣きを見ない為にも、きちんとこちら側のリクエストがしっかり記入されているかどうか確認した方がいいだろう(例えば、元の裾を保ったままの裾上げを頼んだ際は、Jeans w/ original hemまたはkeep original hemなどときちんと書かれているか、もしくは、ちゃんと該当する欄に丸で囲まれているかどうか、、、など。)。 *自分で裾上げをしたジーンズ。元の裾は切り落としたものの、何度か履いて洗っていくうちに徐々に裾にもいい味が出てきた。

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