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テーマ:ニュース(100162)
カテゴリ:超硬派
奇妙だし、現代的な事件だと思う。
奈良県で有山楓ちゃんの遺体が発見されて、1ヶ月が経つ。 テレビでみると、のどかな風景である。 しかし、携帯電話やメール、その猟奇性など身の毛もよだつ事件である。 きっと、我々がこの事件の本当の意味を知るのは10年以上かかるのではないだろうか。 ちょうど、宮崎勤の事件のビデオの積み上げられた部屋こそ『ひきこもり』であったように。 言葉より先んじた事件に対して、我々は思考する材料さえ持たないのだ。 そして、僕が奇妙に思うのは報道に漏れてくる捜査状況である。 毎日なにがしの情報が漏れている。 でも、その一つ一つを検証すると、実は捜査本部は事件の当初からわかりそうなものばかりである。 写真の画像の解説、連れ去られた場所、そして、携帯電話の発信源。 今日の妹を狙うとのメールのように、新しいものもあるが稀な部類である。 これは捜査側が何らかの意図を持って情報を流しているのではなかろうか。 そうであれば、大胆な推測ができる。 例えば犯人のメボシはすでについているかもしれない。 一つには捜査側が楓ちゃんの殺人だけを追っていることではない可能性。 あえて、捜査を長く、慎重に確実にするため、今回の事件の情報を小出しにしているということだ。 一種のカモフラージュであり、泳がせである。 次には、犯人が楓ちゃんに非常に違い人物であり、あぶりだすために報道機関を利用している可能性。 この二つの推測は、実は捜査がほぼ終了しているとの前提に立っている。 まったく逆も考えられる。 つまり、ちっともわからないままかもしれない。 捜査は混乱と、迷宮で立ち往生しているのかもしれない。 だから、小出しの情報しかない、ともとれる。 この情報の流れはその両極端のどちらかではないかと、私は邪推をしてしまう。 意図があるとは、そういうことだ。 いずれにせよ、この犯人は逃げ切ることができないだろう。 もっと、行為が大胆になってきていずれはバレルのだ。 連続犯や常習犯とはそういうものだ。 むしろ、犯人は壊れたがっているようでさえある。 壊れるのは犯人だけでよい。 早く事件が解決して欲しいと、願う。 風景と同じのどかな生活に周囲を戻してあげたい。 最後になったが、楓ちゃんのご冥福をお祈りしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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