前を向いて歩こう

今日、４歳の娘を連れて、この地方ではどこにでもあるアピタという大型スーパーに行ったのですが。
娘は、「風船がほしい」といいました。
ゲームコーナーの、自動で膨らむプーさんの風船。
で、まずそれを買って（？）喜んで、おとなしく買い物についてくると思いきや！

私は、以前からストレス解消にワニワニパニックがすきなのですが、
（カニはやりにくい）
それをやったら、娘が言った。
「たいこのもやってー」
太鼓は、嫌いじゃないけど、やったことがないからいや。
ワニワニはかなりの点が取れます。
８０点以上は取れるので、殴りまくったうえにいい気分になるのさ。
でも、はじめてのは、うまくできないと、ストレスたまるし、
うまくなるまで、がんばる気力もない。
で、買い物に行った。

娘は「エー、もっとー」とか言っていたが、そのうち、
「お母さんも風船買うの」と言い出した。
「お母さんは風船いらんもん。」
「お母さんと一緒がいい」
「じゃあ、みーがお母さんの好きなのにしてよ」
「お母さんと一緒がいい」
「みーもお母さんも好きなのにしたんだから、いいじゃん」
「お母さんと一緒がいい」
その後、私が服を選び終わるまで、延々と繰り返し続け、
ずびずび泣き出した。

ふにふには冷たい母です。
買わないものは、かなり強い意思で買いません。
今日は多少好きにさせてあげようというときは、あまり５００円だけねとか言って、
けっこうアバウトになります。
いつもだめじゃかわいそうだし。
でも、子供は、その日によって違うと混乱するかなー
などと考えたりします。

でも。
その日によって、事情が違うというのもやっぱり子供は知らなくてはいけないと思うので。
いつも、だめじゃない。
いつも、好きにさせてくれるわけじゃない。
それは、お母さんの勝手じゃなくて、時間とか、お金とか、
自分には分からないけど、大人の都合がある。

ってことを分かるのも大事だと、思うのです。
アスペはパターンの積み重ねだけど、
幼児までもやっぱり、パターンの積み重ねでよりよい、というか
より状況にあった行動を身につけていくものだと思います。
こんなこと、小学生なら言わないでしょう。

で、もう置いてくよ、といっても泣きながらついてくる娘。
「おかあさんもいっしょ～」を繰り返しながら。（○ＨＫか、あんたは(^_^;)）

買い物終わって聞きました。
「お買い物をしたら、アイスを買ってあげようと思っていたけど、もうやめるよ」
「おかあさんといっしょ～」
「ヽ(`Д´)ノじゃあ、みのりがアイスを食べるのと、お母さんが風船買うのとどっちがいいの？」

想像もつかない答え。
「「お母さんが風船買うの～～」
　　　(゜o゜)

負けました。そんなに、お母さんと一緒がいいのか。
風船を一緒に持ちたかったのね。おそろいで。
アイスより、お母さんに風船を持たせることが重要なんて、
私の発想にはないです。
ちょっと感動・・・・しているのは、やっと今頃（深夜）で、
そのときは、もう、あきれたというか、あ然。

でもね。
思い返すと、しみじみとうれしいです。
色は、選ばせてくれなかったけど、
それも、同じ色がいいという気持ちなんだろう。

いつもはこんなではないので、なんともなんとも・・・。